そもそも貸金庫って何?
貸金庫とは銀行が有料で提供するサービスのうちの1つであり、大切な財産や貴重品などを保管することができるというもので、契約した人のみが入ることのできる専用スペースに設置されています。貸金庫の利用をするには、その銀行の支店に普通預金口座を開設していることが条件であり、一定の口座残高があることが必要になっていることが多いようです。
三井住友銀行のケースで、具体的な貸金庫の種類や利用料金を紹介します!
貸金庫は店舗によって違いはありますが、全自動型、半自動型、手動型、簡易貸金庫・セーフティケースがあります。また、保管できる貸金庫の大きさによって料金は違い、6カ月の料金は1万1000〜2万3100円で口座から引き落とす仕組みになっています。
貸金庫を利用する目的って何?
貸金庫を利用する目的は、人によって違いがあります。主な目的としては、自宅より安全な場所で保管しておきたい、地震や火災などの災害から財産を守りたい、盗難・紛失を防ぎたい、家族であっても他の人には知られたくないモノを保管したいなどがあります。
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貸金庫にはどのようなモノを入れるの!?
貸金庫について分かったけど、いったいどんなモノを保管しているの?と疑問に思うこともありますよね。貸金庫に保管しているモノは人それぞれなのですが、一般的には重要書類、貴重品、想い出の品などを保管している人が多いようです。
〜重要書類〜
預金通帳、証書、契約証書、権利書、その他各種契約書など
〜貴重品〜
印鑑(実印)、宝石、貴金属、各種コレクション、その他貴重品
〜思い出の品〜
思い出の写真や手紙、過去の日記、記念品、賞状など
貸金庫には好きなモノを保管していいのですが、ライターなどの発火物で危険なモノや食品などの変質・腐敗する恐れがあるモノ、水漏れするモノ、動植物は保管できません。
貸金庫に現金は入れられますが、現金を入れることはあまりおすすめしません。その理由としては、契約者が亡くなったときに貸金庫が凍結されてしまうため引き出すまでに時間がかかるという点です。その他、所得隠しを疑われる可能性もある等も考えられるからです。
貸金庫を利用したいなら、取引先の銀行の支店に相談してみてください。
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金融機関勤務を経てFP(CFP、1級FP技能士)を取得。独立系FPとして、各種相談業務やセミナー講師、執筆活動などを行っている。金運アップやポジティブお金など、カラーセラピーと数秘術を取り入れたアドバイスも得意。
(文:飯田 道子(ファイナンシャルプランナー))