武者良太が選ぶ、2024年のベストバイガジェット4選 取材用カメラとして“アレ”が最強すぎた

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2024年12月28日 06:11  ITmedia PC USER

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1型CMOSセンサーの広角カメラ部と、3軸ジンバルを組み合わせた「Osmo Pocket 3」

 2024年、仕事もプライベートもコロナ禍以前とほぼ変わらない生活となりました。とはいえ、意識の根っこには、ニューノーマルの考えがあるのでしょうか。必要があるから、または好んで自腹で買うものに変化がありました。


【その他の画像】


 そのうち、めちゃくちゃ気に入って2025年も使いつづけるであろう4アイテムを紹介しましょう。


●(1)取材用動画カメラとして最強すぎた「Osmo Pocket 3」


 「Osmo Pocket 3」(7万9200円)が発売されたのは2023年10月ですが、最初はそれほど興味を持っていなかったカメラです。日常的にVlogを撮るわけじゃないし、イベント取材仕事で使うにも、「スマホ+ポケットサイズのジンバル」にフルサイズミラーレスがあれば事足りる、と思っていました。


 しかし2024年、オフラインの展示会に行くと……めっちゃ混んでる。コロナ禍の数年間のうっ屈を晴らすかのごとく、多くの人が実物を見られる展示会に足を運んでいました。「こりゃあかん」と、複数のオプションがセットになったOsmo Pocket 3 クリエイターコンボを導入したら、これがもう最高すぎました。


 広角レンズを装着しておけば、手に新製品を持つ説明員さんの顔を画角に入れて映せるし、顔トラッキングで常にフレームインしたまま記録を残せる。解像度だって4Kもあるので、スクリーンショットとトリミングで説明カットも用意できるし、うわ、便利すぎ。


 4Kで撮影しているとバッテリー消費は激しいです。しかし、グリップ代わりにもなるバッテリーと、テーブル三脚が付いているのがお気に入り。そして何よりも素晴らしかったのが、セットに付属してきた「DJI Mic 2」です。


 内部録音が32bitフロート録音のため、音割れ知らずで、クリップ付きで胸元に固定すれば、周囲のノイズも目立ちません。さらに、このノーブランド製のマイクハンドルに装着してインタビューイーに差し出すと、TVの情報番組の取材みたいな絵面に相手もクスッと笑ってくれる。良いことだらけです。


●(2)ポケットサイズでめちゃ明るいLEDライト「FIVERAY M40」


 コロナ禍にハマった趣味の1つに、オールドコンデジ/デジカメがあります。キヤノンの初代「IXY DIGITAL」や、京セラ/コンタックスの「CONTAX SL300R T*」など、あれこれとヤフオクやメルカリで調達しましたが、改めて「光量があればマトモに撮れる」モデルも多いなと感じまして。


 そこでZHIYUNのポケットサイズLEDライト「FIVERAY M40」(1万6000円)を手に入れました。三脚穴付き、色温度調整可能で、40Wという明るさを持つ“デキる”LEDライトです。


 AliExpressでカメラグッズをあさるのが大好き、人柱上等なプロカメラマンの友人から教えてもらった製品ですが、いや、マジで買って良かった。


気がついたらもう1個、ポチっちゃいましたもの。


 なお「光量があればマトモに撮れる」のお話ですが、今回のこの記事で使っている写真は全て、「RICOH GXR」に「GR LENS f=33mm 1:2.5 MACRO」というレンズを組み合わせて撮影しました。太陽の光、もしくはFIVERAY M40のような高輝度LEDの光があれば、15年前の1200万画素センサーでもまだまだ現役、イケます。


●(3)賛否両論の結果、セール販売されたハイエンドイヤフォン「ZE8000」をゲット


 日本のオーディオメーカーであるflnalから2022年末に登場した、高解像であることをメーカーが強くアピールしているフラグシップワイヤレスイヤフォン「ZE8000」(3万6800円)です。発売当初にショップで試聴させてもらったら、なんというか、陸上のスパイクシューズみたいな存在でした。


 曲によってはめっちゃマッチします。特に「生楽器の響きの表現はワイヤレスイヤフォンでトップかも」と思えた反面、音圧をみっちみちに詰め込んだボーカル曲(の多く)とは本当に合わない。ぬめーっとした面状の音場になっています。


 ユーザーからも賛否両論で、2023年末には次世代モデルの「ZE8000 mk2」が登場したのですが……おや? いつのまにか無印のZE8000が半値くらいで売ってる。買いだ買い! 素性と得意分野さえ理解していれば、この価格は激安特価だ!


 iPhoneユーザーの方も、Snapdragon Sound対応の格安Androidスマートフォンを1台用意して、ぜひこの沼にダイブしてみてください。“ハマると飛ぶぞ”ってヤツです。


●(4)Apple Musicのmixにちょうど良いDJコントローラー「Buddy」


 VRChatのワールド内や、友人が主催するバーのイベントでDJをすることが増えてきました。チェキラ!


 最初はパイオニアDJの大きめDJコントローラーを使っていたのですが、2024年2月にDJアプリの「djay」がApple Musicに対応したことを受け、djay用DJコンを導入したぜ! コイツだぜ!


 それがiPhoneやiPadを差し込むスリットがついた、モバイルDJ用のDJコントローラー「Buddy」(3万5750円)です。Reloopが提供している1台で、発売は2021年です。


 フットプリントはおよそA4サイズで、13.3型のノートPCと同じくらいで運びやすいのもお気に入りなポイント。


 djayというDJアプリは、早い段階からボーカル、上モノ、リズムセクションをバラバラにして抽出できる機能を備えていましたが、このBuddyならそういった特殊機能のコントロールもしやすいのです。エフェクトもかけやすく、小さいながらも侮れません。


 背面のパネルを見ると、懐かしさを感じるんだけどね。



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