アストン・ヴィラは27日、コロンビア代表FWジョン・デュランの3試合出場停止処分が決定したことを報告した。
アストン・ヴィラは26日に行われたプレミアリーグ第18節で、ニューカッスルに0−3で敗れた。同試合に先発出場したデュランは32分、競り合いの末にスライディングでボールをクリアした相手DFファビアン・シェアを避けきれず、シェアの背中を踏みつける形になってしまい、アンソニー・テイラー主審からレッドカードを提示されていた。
しかし、リプレイ映像では角度によって見え方が変わり、わざとデュランがシェアの背中に足を置いたように見える映像もあれば、滑ってきた相手の影響でバランスを崩してしまっただけのように見える映像もあり、意見の分かれる判定となっていた。
プレミアリーグのマッチセンターはこの判定について、「主審は暴力行為でデュランにレッドカードを提示した。VARは審判の判定を確認し、主審の判断を認めた」と説明。しかし、判定に納得できなかったデュランはピッチを去る前にボトルを蹴り飛ばし、ウナイ・エメリ監督も判定に苦言を呈していた。
アストン・ヴィラはデュランのレッドカードを不服として異議申し立てを行なっていたが、同クラブはこれがイングランドサッカー協会(FA)に「却下された」と発表。同選手は今後3試合を欠場することになる。
アストン・ヴィラは30日にプレミアリーグ第19節でブライトンと、1月4日に第20節でレスターと、1月10日にFAカップ3回戦でウェストハムと、それぞれホームで対戦する。今季公式戦で12ゴールを挙げているデュランの不在は、チームにとって痛手となりそうだ。
【ハイライト動画】デュランの退場シーンは0分45秒〜 ニューカッスルvsアストン・ヴィラ