年末年始に、自分へのご褒美や、心機一転するために、腕時計の購入を検討する人も少なくないかもしれません。
今回は2記事に分けて、2024年に発売された実用価格帯(1万円台〜10万円)の腕時計から、注目のモデルをピックアップ。その魅力を紹介します。この1年を振り返る意味でも、ぜひチェックしてみてください!
●端正な外観に加え、実用性とコスパの高さも魅力のクオーツモデル セイコーセレクション Sシリーズ SBTH011
オンオフ兼用で使えるシンプルな1本を探している人には、セイコーらしい外観が魅力のクオーツモデルをおすすめします。
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「SBTH011」は、ケース径37.4mmの小ぶりなサイズ感で、常用機として扱いやすい1本です。シンプルな表情のバーインデックス(棒状の時指標)は、12時位置が強調されたデザイン。時分針は「ドルフィン形状」と呼ばれる、菱形を変形させた意匠です。これらは約60年にわたってセイコーが「グランドセイコー」などで採用してきた伝統のデザインです。
駆動部には、デイデイト表示(曜日付きカレンダー)に対応した電池式のクオーツムーブメントを搭載しています。風防(文字板前面のガラス体)には、内面に低反射コーティングを施したサファイアガラスを使用し、防水性は強化防水(10気圧)に対応。常用機に求められる、利便性や耐久性にも配慮した仕様です。実売価格で2万円台で入手できる良好なコスパも魅力です。
伝統の“セイコーデザイン”を高コスパで楽しめ、さまざまなシーンで着こなしを格上げしてくれる1本です。別型番にて、文字板が別色のモデルも用意されています。
●クラシカル&モダンな趣きの機械式モデル シチズンコレクション NH9131-73L
ビジネスシーンに適したモデルを探している人には、クラシカルな基本スタイルに、モダンな印象のネイビー文字板を合わせた1本を紹介します。
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「NH9131-73L」は、シチズンのスタンダードコレクションの機械式モデルです。ベゼル(風防外周の枠状部品)が控えめにデザインされ、ブレスレットは細かな部品から構成された5連タイプ。一見するとクラシカルな雰囲気ですが、6時位置を中心に放射状に刻まれたパターンからは、モダンな印象も感じられます。6時位置の開口部からテンプの動作を観察できる、オープンハート仕様となる点も現代的です。トラッドをベースとしつつも現代的なエッセンスを感じさせる、シチズンらしさに溢れた外観です。
機構部には、機械式(自動巻)のムーブメントを搭載。背面部はシースルーバック仕様で、機械式腕時計らしさを楽しめます。
クラシカルな中に若々しさが感じられ、老若男女を問わずに愛用できる1本です。ケース径は約40mm、ケースとブレスレットはステンレス製、5気圧防水です。別型番にて、文字板色など仕様が異なるモデルも用意されています。
●ビジカジにも好適な機械式モデル オリエント バンビーノ RN-AC0M10L
機械式腕時計を得意とする国産ブランドのオリエントからは、レトロなスタイルがおしゃれな「バンビーノ」より、軽やかな色合いの文字板が目を引く新製品が登場しました。
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「RN-AC0M10L」は、特に海外で人気を誇る、同シリーズのニューモデル。シンプルなデザインに、流行のペールトーンの文字板を合わせた1本です。細枠のベゼルにバーインデックスとドルフィン針を合わせ、繊細な印象に仕上げられた外観。風防は盛り上がりのあるボックス型で、エレガントな印象の仕上がりです。文字板面には、爽やかなライトブルーの金属文字板を採用。休日からビジカジスタイルまで、幅広い場面でおしゃれに着用できる1本となっています。
駆動部には、オリエントが得意とする機械式(自動巻)ムーブメントを搭載。“オリエントらしい特徴”も備え、機械式腕時計の入門編としてもおすすめです。ケース径は約38mm、ケースとブレスレットはステンレス製です。別型番にて、カラフルな色合いの文字板を搭載した兄弟モデルも展開されています。