年末大掃除待ったなし! パナソニックのマイクロミスト機能搭載クリーナーでフローリングを素足で歩こう

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2024年12月28日 10:01  BCN+R

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ブラシからマイクロミストを噴霧するパナソニックのMC-NX810KM
 パナソニックは2021年10月に業界初のクリーンドック付きコードレススティッククリーナーを発売した。10月下旬には、これも業界初となるマイクロミスト機能を搭載したMC-NX810KMを発売している。

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ブラシからマイクロミストを噴霧する

パナソニックのMC-NX810KM

●自動ゴミ収集機能が新たなトレンドに

 年の瀬も迫り、あと数日で2024年が終わる。年末恒例のイベントといえば大掃除。ダスキンが全国の20歳以上の男女4160人を対象にした『第20回ダスキン大掃除に関する意識・実態調査』によると、2023年の大掃除実施率は52.6%だった。

 20年前の同調査と比較すると実施率は約10ポイント減少したが、それでも半数が年末に大掃除を行っているのが実情だ。また、大掃除を実施した日は12月30日が34.5%、29日が31.7%。さらに28日が18.8%、31日が16.0%で、大掃除は大晦日も含めた最終週に行うケースが多いようだ。

子育て世代では6割以上が大掃除を実施

(ダスキン・第20回ダスキン大掃除に関する意識・実態調査より)

 大掃除ではクリーナーが大活躍するが、現在のクリーナーはコードレススティックタイプが主流だ。コードレススティッククリーナーは、汚れに気がついたときに充電台からサッと取り外して掃除ができる。掃除の頻度は多くなるが、毎回の掃除が時短でできるというメリットがある。

 このところコードレススティッククリーナーでは自動ゴミ収集機能を搭載するタイプが新しいトレンドになっている。掃除をして吸引したゴミはクリーナー本体に溜めておかれるのではなく、充電スタンドと一体化した自動ゴミ収集機能ドックに自動で吸引されて溜められる。

 ドックに溜まったゴミは最終的に捨てるが、少なくとも1カ月以上は溜めておける。つまりゴミ捨ての頻度が極端に少なくなり、ゴミ捨ての手間や時間が大幅に低減できるのだ。

 ロボット掃除機では当たり前となっている自動ゴミ収集機能をコードレススティッククリーナーで採用したのがパナソニック。2021年10月に発売したMC-NS10Kに自動ゴミ収集機能搭載のクリーンドックを採用し、その後もラインアップを拡充してきた。

パナソニックのクリーンドック搭載タイプは

シリーズ累計販売台数が22万台超

●からまないブラシPlus とLEDライトを搭載

 10月下旬に発売したMC-NX810KM(以下、NX810)は、これまでのラインアップの搭載機能をアップグレードし、さらに新機能としてLEDライトとマイクロミスト機能を搭載している。

インテリアとも馴染む色合いのMC-NX810KM

 充電スタンドと兼用のクリーンドックは、スティック本体をセットすると自動で本体が吸引したゴミをクリーンドック内部の交換式紙パックに収集する。紙パックの交換、つまりゴミ捨ての目安は約3.5カ月に1回。クリーンドック内はナノイーXにより除菌・脱臭されるので、ゴミ捨ての手間を大幅に減らすだけでなく、清潔性にも優れている。

 NX810の従来モデルからアップグレードした機能としては、からまないブラシPlusの採用だ。からまないブラシPlusはV字形のブラシ構造で、ブラシの密度が3月に発売したMC-NX700Kの約1.4倍にアップ。超密集ブラシにより毛などがブラシの隙間に入りこまず、ブラシのV字構造で中央に集められる。

 さらにそぎ落としリブ構造を採用することで、中央に集められた毛などはそのまま絡まずに吸引されるという仕組みだ。

超密集ブラシとリブ構造を採用したからまないブラシPlus

 新機能のLEDライトは、昨今のコードレススティッククリーナーのトレンドになっている機能。ブラシ前面のLEDライトが床を照らすと、ゴミが浮かび上がって見えるのでゴミの取り残しを防げる。特にソファやベッドなどの家具下の暗所には効果的だ。

暗い場所でもLEDライトでゴミの取り残しが防げる

●極微細のマイクロミストがハウスダストに付着

 NX810の最大の特徴が、マイクロミスト機能だ。マイクロミストとは一般的な霧よりも粒子が細かい水の極微細ミストのこと。ミストノズルの給水タンクに水を入れておくと、吐出口に取り付けられた超音波振動子が振動し、その勢いで水を外に押し出す。

 吐出口には極微細な孔がメッシュ状に配置されており、孔を通って外に押し出された水は非常に微細なマイクロミストとなる。マイクロミストはブラシ前方に噴霧されるが、粒子が非常に小さいので自然に揮発する。床が水っぽくなることはないので、カーペットや畳など掃除する床面を選ばずに使用可能だ。

超音波振動で水を極微細なマイクロミストにする

前方にふんわりと噴霧されるマイクロミスト

 マイクロミストは、特に目には見えない微細なハウスダストの除去に有効で、フローリングなどの床表面のざらつきを低減する。そのメカニズムは次のとおりだ。

 

 まず、ホコリやハウスダストの表面にマイクロミストの水分が付着することで、ハウスダストが床に張り付く力を弱め、吸引しやすい状態にする。

 さらに吸引するブラシとハウスダストの間にマイクロミストの水分が入ることで、液架橋力が働く。液架橋力とは液体がそれぞれを橋でつなぐような力のことで、ブラシとハウスダストに付着したマイクロミストが互いに引き寄せ合い、ブラシにハウスダストが付きやすくなるのだ。

マイクロミストは液架橋力でハウスダストをキャッチしやすくなる

 パナソニックの調査によると、フローリングの床で過ごす際は半数以上が素足の状態という。NX810のキャッチコピーは『マイクロミストでいつもと違う、心地いい床へ』。家電量販店などの店頭にある実機で体験してみよう。

 NX810の本体充電時間は約3時間で、運転時間はHIGHが約10分、AUTOが約16〜28分、LONGが約35分/約70分(付属ノズル使用時)。集じん容積はスティックが0.15Lで、クリーンドックは0.9Lだ。

 マイクロミストの噴霧時間は約16〜28分。スティック本体のサイズは幅220mm×奥行202mm×高さ1127mmで、質量は1.9kg。クリーンドックのサイズは幅220mm×奥行331mm×高さ782mm。質量は3.8kgである。

●高品質の製品づくりを実践するパナソニック八日市工場

 NX810は掃除におけるゴミ捨ての省手間や目に見えないハウスダストもしっかり吸引するという高付加価値モデル。ゴミ収集機能付きコードレススティッククリーナーとしては各社の中で最も高価格なモデルだが、販売は好調に推移しているという。

 消費者からすると、高額だからこそ購入したらなるべく長く使いたいと考えるのが自然だ。そのためには製品が長期間安心して使用できる高い品質であることが必須で、設計はもちろん製造・生産においての工程管理や検査等の品質管理も重要である。

 同社のクリーナーは滋賀県の八日市工場で生産されており、同工場では原料の成形から組み立てまでを一気通貫で行っている。その現場では自動化が進んでいるが、ところどころで人によるチェックを加え、より高い品質の製品を製造する取り組みが実践されている。

複数の大型装置を組み合わせて材料からノズルを自動成形

各種の性能検査も自動で行われる

 前述のとおり、製造・生産工程では自動化が進んでいるが、成形されたパーツ同士の組み立てや配線、組み立てられたパーツをセットにして梱包する工程などは自動化が難しく、人力が必要とのことである。

配線やモーターの取り付けなどは人の手で行われる

 梱包も人の手による作業だが、複数のパーツを一つの箱に収納するため、入れ忘れというケースも想定される。これを防ぐため、梱包工程では収納するパーツの数と収納状態、梱包終了時の重量をセンサーで検知するトリプルチェックを行っている。

人の手による梱包作業もセンサーがチェック

 高い品質を維持する取り組みはこれだけではない。製造された完成品をランダムに抜き取り、改めて性能が規定値に達しているかの検査も専用の部屋で実施。これも人の手によるものだ。

抜き取り検査ではマイクロミストの噴霧量もチェック

機械を使った完成品の吸込仕事率検査

 ここで紹介したようにパナソニックでは製品づくりにおいて、製造現場も含めて高い品質を維持する取り組みを行っている。年明けまで、あと数日。大掃除という年に一度のイベントだけでなく、年明けからの日常生活も踏まえ、長く使えて高品質なクリーナーを選ぼう。

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