アル・ナスルに所属するポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが、古巣マンチェスター・ユナイテッドに言及した。27日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えた。
現在39歳のC・ロナウドは、かつてマンチェスター・ユナイテッドに2度在籍。2度目の在籍時もチームの得点源となっていたが、エリック・テン・ハフ前監督との関係悪化で出番を減らすと、大々的にテン・ハフ氏やクラブを批判して、2022年11月に双方合意で契約を解除した。
その後、C・ロナウドはサウジアラビアと代表戦でゴールを量産する一方、マンチェスター・ユナイテッドは現在も低迷。11月からはスポルティングからルベン・アモリム監督を引き抜いたものの、93年ぶりに就任後最初の公式戦10試合で5敗を喫するなど、好転の兆しは見えていない。
そんななか、ドバイで行われたグローブサッカーアワーズに出席したC・ロナウドが、古巣マンチェスター・ユナイテッドの現状に言及。「彼はポルトガルにて、僕のスポルティングで素晴らしい仕事をした。だけど、プレミアリーグは別物だ。世界一競争力のあるリーグだ。(再建は)難しいだろうし、彼らは引き続き嵐のなかを進むだろう」としつつ「しかし、いずれ嵐はおさまり、陽が昇るだろう」と、アモリム監督による名門再建に期待を寄せた。
「彼の成功と、私が今でも愛しているクラブであるマンチェスター・ユナイテッドの幸運を願っている」
一方でC・ロナウドは、「私は1年半前にも言ったし、これからも言い続ける。『問題はコーチたちではない』と。水槽の中に病気の魚がいて、彼を取り出せば問題は解決する。彼を水槽に戻せば、また病気が広がる。これが変わらないマンチェスター・ユナイテッドの問題だ」と、意味深なコメントも残している。
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