現在大ヒット公開中のアニメーション映画『モアナと伝説の海2』に監督が込めたメッセージが明かされた。
本作は、世界を再びひとつにするために漕ぎ出した大冒険の中で、どんな困難も乗り越えていくモアナを描く、美しく神秘的な海を舞台にした感動のミュージカル・アドベンチャー。
全世界で映画史に残る記録を塗り替え、日本でも公開初週の週末ランキングで1位、2024年の洋画No.1のヒットスタートを切った本作。
SNSでは「何回も泣いちまった…改めて自分が何者であるかに悩みながらも立ち向かい続けるモアナかっこよくて大好き」、「たまには迷って違う道を選んでもいいんじゃない?って背中を押してもらった気がしました」といった感想が見られる。
脚本・監督のデイナ・ルドゥ・ミラーは、「これは成長し続けることについての映画です。たとえば、マタンギとの出会いを通じてモアナは思ってもみなかった教訓を学びます。ポリネシア航海協会の方から聞いた“迷子になることは魔法への道”という言葉がストーリーに深く響いていて、モアナにとって迷うことは非常に不安な経験ですが、迷った時にこそ成長のチャンスがあるのです」と本作に込めたメッセージについて明かしている。
新たに加わった仲間たち、モニ、ロト、ケレとの交流や、モアナを惑わせながらも冒険のカギを握るアドバイスを送るマタンギとの出会いを通して、少しずつ成長していくモアナ。
デイナ・ルドゥ・ミラー監督は、挑戦し続けるモアナの姿に込めた思いを、「映画の中に、『自分がどんな人間であるか選ぶのをやめないで』という言葉が出てきます。成長して自分はどんな人間かわかったと思っていたのに、環境が変わって違うところに来ると、突然新しい自分を求められたりします。そんな中で、自分は思っていたより強く、賢く、勇気があったのだと発見していくのです。それは大人になってからも続くことで、この映画はそれを伝えています」と熱く語っている。
監督たちの思いを表現するために、本作で大きな役割を担っているのが、やはり音楽。モアナが歌う「ビヨンド 〜越えてゆこう〜」、マウイの歌う新曲「できるさ!チーフー!」、マタンギがパワフルに歌い上げる「迷え!」など、世界中の人の心に響くメッセージが、メロディーにのせて紡がれている。
また、プロデューサーのクリスティーナ・チェンは「『自分自身を選び続ける』というテーマを強く押し出していて、モアナの成長物語に深く結びついています。楽曲制作のエミリー・ベアーとアビゲイル・バーロウは、このテーマと深く共鳴していて、マーク・マンティーナやオペタイア・フォアイと協力して素晴らしい音楽を作り上げました。このテーマは普遍的なものであり、皆さんに共感してもらえると信じています」とコメントしている。
『モアナと伝説の海2』は全国にて公開中。
(シネマカフェ編集部)