【高校ラグビー】尾道・福田周平が左肩手術乗り越え4T 石見智翠館戦へ「花園でやり返したい」

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2024年12月28日 16:05  日刊スポーツ

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尾道対名護 後半、相手ディフェンスに囲まれながらも中央右へトライを決める尾道・福田(撮影・上田博志)

<全国高校ラグビー大会:尾道57−0名護>◇1回戦◇28日◇大阪・花園ラグビー場



尾道(広島)が終了間際まで攻撃の手を緩めず、9トライで快勝した。30日にAシード石見智翠館(島根)と対戦する。


前半3分、ラインアウトからFW体重で勝るモールで押して、NO8福田周平(ちから、3年)が先制した。その後も尾道ペース。同12分、ゴールライン目前の右スクラムから持ち出した福田が2本目を決めるなど序盤からトライ量産。福田のハットトリックなどで29−0と圧倒して折り返した。


後半も、自慢のFW軸のサイドアタックから先にトライを奪った。さらに、キックチャージから得点するなど、攻守で名護(沖縄)を圧倒した。


計4本のトライを決めた福田は「キャリーの部分がよかった。トライはあまりこだわっていなかったが、結果的にできてよかった」と振り返った。1年冬に左肩を手術。2年5月に復帰したが、初戦で敗退した前回大会はベンチ外だったが「押されている、やり返すぐらいの気持ちでやろうと思っていた」と力を込めた。


同校は昨年度、国公立に21人合格しており、文武両道。練習時間は放課後に週2回2時間と朝に週2回1時間のみだ。少ない練習時間の中で無駄を削り少しでも時間をつくり「ブレイクダウンの質を上げよう」と練習した成果を発揮した。


今年5月の中国大会では佐賀国スポへの出場権をかけたAブロック決勝で石見智翠館に敗れた。「そこからずっと智翠館に勝とうと言い続けてきた。花園で勝ってやり返したい。チャレンジャーの気持ちを持って頑張りたい」と闘志を燃やした。


京都府出身の福田は地元関西でのさらなる躍動へ「ずっと憧れの場所で、そこでプレーできたので、1試合でも多くプレーしたい」と語った。【塚本光】

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  • 国公立に21人合格程度では文武両道かは微妙。広大か岡大単独で21人合格しないと。
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