【家電コンサルのお得な話・228】当コラムでは補助金や給付金といった硬い話題を取り上げることが多いが、今回は久しぶりに「気に入った商品」をご紹介したい。ややマイナーでゆるい話題ではあるが、どうかご容赦いただきたい。私は無趣味な人間だが、若い頃からひとつだけ熱中しているものがある。それは「武道用の武器」の収集だ。もっと正確に言えば、収集というより、健全に「使いこなせるようになること」を目的としている。
その他の画像はこちら昔と違い手軽に購入できるようになったラバー製のヌンチャク
●ブルース・リー主演の『燃えよ、ドラゴン』がきっかけ
「武道用の武器」を収集するようになったきっかけは、約50年前、小学校の高学年の頃である。ブルース・リー主演の映画『燃えよ、ドラゴン』でヌンチャクを知ったことが始まりだ。
ただし正確には映画館で映画を観たわけではない。当時はお金がなく映画は見られなかったが、お菓子についていたブルース・リーのカードを見て興味を持ったと記憶している。
当時、本物のヌンチャクが市販されていたかどうかは不明だが、小遣いを貯めてスーパーで「すりこぎ」を2本購入し、こまの紐を使って自作したことを覚えている。
また、二十歳の頃に観た映画『少林寺』で三節棍に興味を持ち、調べた末に寸法を指定して別注した。これらが武器に興味を持つようになったきっかけであり、同年代の方々の中にもこれらの映画に影響を受けた人は多いのではないだろうか。
そして、現在。今ではラバー製のヌンチャクや三節棍が商品化され、Amazonなどで気軽に購入できる時代となった。ラバー製は当たっても痛くないため、怪我の心配が少なく安心して練習できる。
一方でラバー製のヌンチャクは軽量なため、慣れると木製を使う際に違和感を覚えることがあるが、少し練習すれば感覚は戻るので心配はない。
また、孫が1歳になる直前のこと、ふと目をやると、ラバー製のヌンチャクを手にして振り回して遊んでいた(左の写真)。ラバー製といえども怪我のリスクはゼロではないため注意深く見守っていたが、自分の頭に当てて笑っているのを見て安心した。それ以来、我が家に来るたびにヌンチャクで遊ぶのが恒例となっている。
現在、60歳代くらいの方々にとって、こうした武器は懐かしい存在かもしれない。健康運動の一環として、当時を思い出しながら技を磨いてみるのも一興だろう。ただし、安全性が高いとはいえ、十分に注意して楽しんでいただければと思う。(堀田経営コンサルタント事務所・堀田泰希)
■Profile
堀田泰希
1962年生まれ。大手家電量販企業に幹部職として勤務。2007年11月、堀田経営コンサルティング事務所を個人創業。大手家電メーカー、専門メーカー、家電量販企業で実施している社内研修はその実戦的内容から評価が高い。