【高校ラグビー】開志国際が初戦突破逃す 意地の3トライも及ばず「詰めが甘かった」高橋監督

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2024年12月29日 07:00  日刊スポーツ

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開志国際対昌平 昌平に敗れた開志国際フィフティーンはグラウンドを引き揚げる(撮影・上田博志)

<全国高校ラグビー大会:昌平43−15開志国際>◇1回戦◇28日◇大阪・花園ラグビー場



開志国際(2大会ぶり4度目)は昌平(埼玉、2大会ぶり5度目)に敗れ、前回出場時に続く初戦突破はならなかった。


意地は見せた。最初にそれを形にしたのはロック宗藤陽星(3年)だった。「テンポと継続をやってきた。練習の成果」。前半29分、ゴール前のラックから左に展開したボールを受けて、この日のチーム初トライを挙げた。


昌平の猛攻に後手を踏まされながらも、後半も2トライを返した。23分、ゴール左のラックサイドから室伏勘太(3年)がキック。それをキャッチしたプロップ牧海蒼(2年)がインゴールへ走り込む。試合終了間際には右オープンから途中出場のWTBアナレ・ソブ(1年)がトライ。3年生が見せた気迫を下級生が引き継いだ。


「要所要所でやりたいことはできたが、詰めが甘かった」。高橋昌徳監督(45)は敗戦を振り返った。同時に「今年はバランスがよかった。今まででいちばんいいチーム」と選手をたたえた。昨年の県大会決勝で北越に敗れてから、あいさつの徹底など、代々受け継がれている規律を改めて全員が意識した。その成果の1つが2大会ぶりの花園だった。


登録メンバー25人のうち13人が1、2年生。宗藤は「花園ベスト8を目指して頑張ってほしい」と後輩に目標達成を託した。

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