リヴァプールに所属するブラジル代表GKアリソンが、リーグ制覇に向けた心持ちを明かした。28日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。
長年率いたユルゲン・クロップ前監督が退任し、新しくアルネ・スロット監督が今季から率いているリヴァプールは、現在1試合未消化ながら、プレミアリーグで首位に立ち、2位アーセナルとの勝ち点差は「6」となっている。このような状況から、30年ぶりのリーグ優勝(プレミアリーグでは初)を飾った2019−20シーズン以来となるリーグ制覇への期待が高まっている。
2019−20シーズンの優勝を経験しているアリソンは「あのチームは本当に特別だった。僕たちは素晴らしいことを成し遂げた。とても長い間、初めてのプレミアリーグのタイトルだった。その前のシーズンにはチャンピオンズリーグも制覇していた。だから、この2つの状況を比較することはできない」とまだ今季はスロット体制1年目であること強調しながら、次のように続けた。
「僕が幸せに思うことはこの選手たちのグループだ。僕たちには何か特別なことを成し遂げる資質がある。最も重要なことは何かを勝ち取るために必要な献身性がそこにあることだ」
また、アリソンはクロップ政権時のプレースタイルとは「あまり似ていないと思う」と今季は戦術面で変化があることも明かした。
「数人の選手たちはまだチームにいるけど、僕たちのスタイルは変わって、ボールを保持することが増えた。以前は本当に単純で、切り替えが激しく、インテンシティも高かった」
リヴァプールは次節、29日に敵地でウェストハムとの対戦を予定しているが、2位アーセナルよりも先に試合をするため、暫定ながら勝ち点差をさらに広げるチャンスを迎える。アリソンは「過去のチームと自分たちを比較する必要はない。今シーズン、このグループで自分たちの歴史を作らなければならない」と意気込みを語った。