12月29日、佳子さまが30歳のお誕生日を迎えられた。例年と同じく、皇嗣職は文書の形式で1年間の“ご様子”を公開した。その内容は、佳子さまのご活動の幅がさらに広がったことにともなって、29歳のお誕生日に公開された文書と比べると、ある“変化”が見られるという。皇室担当記者は、
「例年同様、『誰もが安心して暮らせる社会になることを、誰もがより幅広い選択肢を持てる社会になることを、そしてこれらがあたりまえの社会になること』といった一節が記されており、佳子さまがこうしたご姿勢を主軸に据えられてご公務を広げられていることがうかがえます。
1年のご様子を月ごとに振り返るという形式でまとめられているのですが、29歳の文書では2月と4月のご活動について記載がありませんでした。しかし今回は12カ月すべてのご活動について触れられており、5月に訪問されたギリシャ公式訪問についてや、地方でのご公務の振り返りが多く記述されていることが印象に残りました」
2024年は日本とギリシャの外交関係が樹立して125周年となり、「日本・ギリシャ文化観光年」にあたることを記念して佳子さまが同国を公式訪問された。
「佳子さまを“東洋のダイアナ”と形容する現地メディアがあるほど、大変な歓迎ぶりだったと聞いています。佳子さまもご訪問に先立ち熱心に資料を読み込まれていたほか、さまざまな関係者に会って説明を受けられ、入念に準備されていました」(宮内庁関係者)
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特に今回、長く記述されていたのは10月だった。ジェンダー平等に向けた取り組みを表彰するイベント「ガールズメッセ2024」へのご出席や、佐賀県への2度のご訪問、岐阜県での「国際陶磁器フェスティバル美濃‘24」へのご出席、石川県で「第71回日本伝統工芸展金沢展」をご覧になった際のご様子が詳細につづられていたという。
前出の宮内庁関係者はこう語る。
「前年同様の形式ですが、これまで以上にさまざまな場所に足を運ばれ、多くの人々と交流されたことがこの内容から読み取れます。特に、名誉総裁を務められている日本工芸会のご活動のなかで能登半島地震の被災者を励ますご訪問ができたことは、佳子さまもご自信を深められる契機となったようにお見受けしています。
公表された文書は皇嗣職の目線から書かれているものですが、最終的に佳子さまのご確認も経ています。日ごろ取り組まれているご活動について、“もっと社会に知ってほしい”という佳子さまの願いが込められているように感じています」
2024年は、佳子さまの“お相手”についての報道も相次いだ。薩摩藩を治めた島津家の分家・玉里島津家の御曹司との関係に注目が集まったのだ。
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「上皇さまは母方の祖母が島津家出身で、妹の島津貴子さんが分家の佐土原島津家に嫁いでいるように、古くから皇室との関わりが深い“華麗なる一族”です。佳子さまのお相手候補と報じられた男性は、幼稚園から大学まで学習院。年齢は2歳年上で、現在はメガバンクに勤務に勤務しています。各紙の取材に本人や同家の関係者は一様に否定しておりますが、現在も動向に関心が寄せられています。
“お相手探し”が注目を集めるほか、佳子さまが非常勤職員として勤務されている全日本ろうあ連盟が運営に関わる『東京2025デフリンピック』が11月に開催されています。佳子さまも皇族として大会の重要な役割を担われるはずです。ご公務で手話を用いられるようになって10年が経ち、佳子さまも“集大成”として臨むべく熱意を燃やされていると伺っています」(前出・皇室担当記者)
お誕生日を迎えられた佳子さま。飛躍の30代にするため、ご奮闘の1年が始まった――。
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