リヴァプールに所属するイングランド代表DFトレント・アレクサンダー・アーノルドの去就は依然として不透明なようだ。28日、スペイン紙『マルカ』やイギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。
現在26歳のA・アーノルドは2016年10月にトップチームデビューを飾った。ユルゲン・クロップ前監督の下で徐々に出場機会を増やしていくと、右足から放たれる正確無比のキックを武器に多くのゴールを演出。現在に至るまで右サイドバック(SB)の主軸として活躍を続けており、ここまで公式戦通算332試合に出場し、19ゴール85アシストをマークしている。
そんなA・アーノルドの現行契約は2025年6月末で満了に。すでに契約最終年に突入しているが、現時点で新契約締結の目処は立っておらず、今シーズン終了後の去就には大きな注目が集まっている。
そんな同選手に熱烈な関心を寄せているのがレアル・マドリード。右サイドバック(SB)を主戦場とするスペイン代表DFダニエル・カルバハルが1月で33歳となることに加え、バックアッパーに本職の選手がいないことから、来夏に同ポジションの補強に動く可能性が高いと報じられている。獲得候補の筆頭と目されているのがA・アーノルドで、クラブ側はすでに代理人との話し合いを開始しているようだ。
今回の報道によると、A・アーノルドは自身が契約延長よりもレアル・マドリード移籍を望んでいる旨をクラブ側に伝達したとのこと。リヴァプールが今冬の放出を決断する可能性は極めて低いが、レアル・マドリードは来夏の獲得に向けて1月から条件面の交渉を開始するべく準備を進めているという。なお、リヴァプール幹部は、事前交渉が可能となる1月までに同選手との契約に関して解決策を見出したいと考えているようだ。
依然として不透明となっているA・アーノルドの去就問題。果たしてどのような決着を迎えるのだろうか。今後の各クラブの動向からも目が離せない。