コモを率いるセスク・ファブレガス監督が、無所属の状態が続いている元イングランド代表MFデレ・アリについて言及した。28日、イギリス紙『デイリーメール』が伝えている。
現在28歳のデレ・アリはMKドンズの下部組織出身で、2012年11月にトップチームデビューを飾った。2015年2月に加入したトッテナムでは公式戦通算269試合で67ゴール58アシストをマークし、プレミアリーグ2位フィニッシュやチャンピオンズリーグ(CL)決勝進出に貢献。しかし、度重なる負傷や素行不良によって徐々に序列が低下し、2022年1月にエヴァートンに完全移籍となった。
エヴァートンでも十分な出場機会を確保できず、2022年8月にはベシクタシュ(トルコ)へレンタル移籍。2023年7月にエヴァートンに復帰したが、昨季は出場機会がなく、昨季限りでエヴァートンとの契約が満了となり、以降も同クラブでトレーニングを積んでいたものの、現在まで無所属の状態が続いている。
そんなデレ・アリは先日からセスク監督率いるコモでトレーニングに参加することが報じられていたなか、同監督は現在の状況について「彼は今、私たちと一緒にトレーニングをしている」と認めた一方、契約を結ぶかについての明言は避けた。
「デレは調子がいいよ。彼は素晴らしい選手だ。私たちが彼を助けることができれば、これ以上嬉しいことはない。でも現時点では、私たちと一緒にトレーニングをしているだけだ」
2023年2月より公式戦での出場機会がないデレ・アリだが、果たしてコモでキャリアを復活させることはできるのだろうか。