■『Yogibo Presents RIZIN.49』試合前インタビュー(29日・都内ホテル)
第4試合でMMAデビュー戦となる桜庭大世を迎え撃つ矢地祐介が、注目ルーキーとの試合にむけて「自分だったら親の七光りでRIZINに出ないで、アマチュアからスタートする」と厳しい言葉を投げかけた。
【動画】平本蓮、“舌戦”繰り広げる安保瑠輝也を挑発!?朝倉未来との再会・鈴木千裕VSクレベル展開予想を語る【RIZIN】 2021年のホベルト・サトシ・ソウザ戦以来、3年ぶりの大みそか出場に「練習と雑務の繰り返しで変わらない日々なので、そういった意味で大みそかは特別だと意識しています」とファイターとして大きなモチベーションとなっている。
対戦相手の桜庭大世は「この前の合同練習でフェイスオフした際に、(肝が座ってると思った。自信なのかなんなのか、レジェンドの血を引いてると感じました」と印象を明かす。
父親の桜庭和志がRIZINの動画で「格闘技はスポーツなので相手を尊敬してほしい」と語っていたことについて聞かれると、やや表情を曇らせ「それは素晴らしい考えで間違いないんですけど…」と前置きしたうえで、感じていたことを語り始めた。
「だったらRIZINでプロデビューするなよと思いました。格闘家にリスペクトを持ってるんであれば、親父さんがどれだけスーパースターだろうがアマチュアから下積みをして勝ち上がってRIZINに出るべきだろうと。本人はそういう気持ちは一切ないだろうけど、結果的にナメてるように思われてもしょうがないし、RIZINを目指して頑張ってる格闘家たちに顔向けできないでしょ。もし俺の親父が格闘技界のスーパースターでこういうオファーをいただいたとしても、僕は本当に格闘技が好きだから『無理です、アマチュアからRIZIN目指して頑張ります』って言ってると思うんで」
RIZINで長く戦ってきたからこそ、ベテランとしてこの舞台の重みをしっかり言葉にした矢地。キャリア40戦を超える矢地がMMAの現実を突きつけるか、それとも桜庭大世という新たなスーパースターが誕生するのか。