12月29日午前9時3分ごろ、バンコク/スワンナプーム発務安行きのチェジュ航空7C2216便(ボーイング737-800型機、機体記号:HL8088)が、務安国際空港に胴体着陸し、炎上した。
同便は、バンコク/スワンナプームを定刻より41分遅れの同日午前2時11分に出発。務安には定刻より20分遅れの午前8時50分に到着する見込みだった。
現地メディアやロイター通信などが伝えた映像では、機体は車輪が出ないまま高速で胴体着陸し、その後に構造物に衝突し、爆発炎上した。その後機体は全焼したという。鳥と衝突したバードストライクが原因との見方も伝えられているが、詳しい原因はわかっていない。
韓国国土交通部によると、乗員6名と乗客175名の計181名が搭乗していた。乗客うちタイ国籍者が2名で、大半が韓国籍だった。85名の死亡が確認され、男性と女性1名ずつが救助された。
朴庠禹長官は、「遺族のために可能な限り全ての支援を行い、国民が不安を感じないよう、重大な事故であるだけに事故収拾が完了次第、徹底的に事故原因を調査する計画」と述べた。
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チェジュ航空は、緊急対応体制を取り、遺族や乗客に対して支援を行う。キム・イベ代表は声明文で、「この事故でお亡くなりになられた乗客の皆様、そしてご遺族の皆様に深くお悔やみとお詫びを申し上げます。現時点では、事故の原因を推測することは難しく、関連政府機関の公式的な調査発表を待たなければならない状況です。事故の原因を問わず、代表として責任を痛感しております。チェジュ航空は、迅速な事故収拾と搭乗者家族の支援に全力を尽くします。 また、政府とともに事故原因の究明にも最善を尽くします」とコメントしている。