【バドミントン】18歳宮崎友花、逆転勝利で全日本初V王手「しっかり立て直せた試合だった」

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2024年12月29日 15:23  日刊スポーツ

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女子シングルス準決勝 決勝進出を決め、ピースサインで写真撮影に応じる宮崎(撮影・千葉一成)

<バドミントン:全日本総合選手権>◇第5日◇29日◇東京・武蔵の森総合スポーツプラザ◇女子シングルス準決勝



高校3年生の宮崎友花(18=山口・柳井商工)が2−1(12−21、21−12、21−11)で郡司莉子(22=再春館製薬所)を破り、初の決勝進出を決めた。逆転勝利で全日本優勝に王手をかけ「第2ゲーム(G)からは自分から攻めることを意識した。しっかり立て直せた試合だった」と手応えを口にした。


宮崎は全国高校総体(インターハイ)2連覇女王で、9月の中国オープン準優勝の実力者。世界ランキングでも日本勢3番手の12位につけている。この日は序盤から自身の後方左側のスペースを狙われたが、第2Gからは「1ゲーム目は少し受け身になっていた。自分から球を振り分けたり、変化を付けたりした」と対応。中盤以降は主導権を握り、逆転で制した。


強さを示したが、取材エリアではあどけない表情を浮かべる場面もあった。紺色のシューズを履く宮崎は、右足に緑色、左足に赤色の靴紐を結んでいる。報道陣から左右で異なる色にしている理由を問われると「気分が上がる。社会人の選手は髪の色を染めていたり、ネックレスをつけたりしているけれど、学生ではできないので足だけでも」と笑顔で説明。お気に入りのカラーは「緑色」だといい「結構気に入っている」とほほ笑んだ。


30日の決勝では仁平菜月(26=ヨネックス)と対戦する。今大会は五輪3大会連続8強の山口茜や16年リオデジャネイロ五輪銅メダルの奥原希望らが棄権となり「戦えないのは少し残念」と正直な思いを吐露しつつ「しっかり優勝できるように頑張りたい」と意気込んだ。

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