“プレミア対決”を制したのは東福岡! PK戦の末に”赤い彗星”が尚志を下して2回戦へ
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2024年12月29日 16:25 サッカーキング
第103回全国高校サッカー選手権大会・1回戦が29日に行われ、尚志(福島)と東福岡(福岡)が対戦した。
“死の山”にふさわしく、初戦からプレミアリーグ勢が激突する。4大会連続15回目の出場となる尚志は、県予選3試合を8得点で勝ち上がってきた。今シーズンのプレミアリーグEASTでは11位となり、プリンスリーグ降格の憂き目にあったものの、選手権の舞台での雪辱を誓う。
対するのは、3大会ぶりに帰ってきた東福岡だ。全国を3度制した“赤い彗星”は、Jユース勢や大津がひしめくプレミアリーグWESTで8位と残留に成功。伝統的なサイド攻撃に磨きをかけるとともに、県予選3試合無失点と、主将DF柴田陽仁を中心とする最終ラインの守備力もチームの武器となっている。
試合は、序盤の主導権を握った東福岡が攻勢を強めると、尚志も負けじとMF大内完介の推進力を武器に盛り返していく。そんな一進一退の攻防から、徐々に均衡状態に突入。37分には、尚志FW千住澪央が最終ラインの背後を取って抜け出したが、これもフィニッシュに持ち込むことはできず。両チーム合わせて計3本のシュートで、前半を折り返した。
ただ後半、両者ともに立ち上がりからチャンスを作るなど、膠着した試合が動き始める予感が漂う。とりわけ、東福岡は途中出場の“10番”MF児玉愁都の躍動に呼応するように、相手ゴールへと度々迫っていく。対する尚志も最後まで必死に守り切り、ゴールを割らせない。互いの意地と意地がぶつかり合った同試合の決着は、PK戦に委ねられた。
そしてPK戦、両者3人目までが成功。迎えた4人目、先攻の東福岡が決めたのに対して、後攻の尚志が失敗。最後はFW齊藤琉稀空が冷静に沈めて、勝負あり。死闘を制した東福岡は、31日に行われる2回戦で正智深谷(埼玉)と対戦する。
【スコア】
尚志 0−0(PK:3−5) 東福岡
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