柏レイソルは29日、徳島ヴォルティスからMF渡井理己を完全移籍で獲得したことを発表した。
1999年7月18日生まれの渡井は現在25歳。静岡学園から徳島ヴォルティスでプロキャリアを始めると、当時指揮していたリカルド・ロドリゲス監督の下で才能を開花させる。在籍2年目の2019シーズンにコンスタントにプレータイムを得ると、背番号『10』へと変更した3年目はJ2リーグで38試合に出場し6得点を記録。リーグ優勝ならびにJ1リーグ昇格に大きく貢献した。2022年夏からは、ボアヴィスタ(ポルトガル)への約2年間の期限付き移籍を経験。今夏に徳島ヴォルティスに復帰していた。
まず渡井は、“始まりのクラブ”である徳島ヴォルティス退団に伴い、クラブ公式サイトにてコメントを残している。
「まずはファン・サポーターの皆さん、クラブ、徳島ヴォルティスに関わるすべての方に感謝したいと思います。加入してからの7年間で、本当にたくさん素晴らしい経験をさせてもらい、それと同じくらい苦しい思いもしてきました。それでも、常に戦い続けることができたのは皆さんのサポートのおかげです。皆さんがどんな日もスタジアムに来て応援する姿は力と勇気を与えてくれました。自分がこの7年間でクラブのために、皆さんのために何かを残せたかはわかりませんが、自分にとって7年間歩んだこの道のりは間違いなく自分の力になりました」
「歩みの中で大事なものに気づき、また大事な人に出会い、たくさんの影響を与えてもらいました。その一つ一つが徳島ヴォルティスにいた証だと思います。自分にとって徳島ヴォルティスは唯一無二で、これからも特別なクラブです。選手としてもっと大きくなったと思ってもらえるように毎日頑張りたいと思います! 7年間本当にありがとうございました!」
そして、“恩師”リカルド・ロドリゲス氏が新監督に就任した柏レイソルに完全移籍加入する渡井は、クラブ公式サイトにてコメントを残している。
「徳島ヴォルティスから加入することになりました、渡井理己です。柏レイソルでプレーさせてもらうことにワクワクしています。自分の良さを出しつつ、チームの力になれるように頑張ります。宜しくお願いします!」