<ラグビーリーグワン:神戸36−18横浜>◇第2節◇29日◇ノエビアスタジアム神戸◇観衆1万5292人
コベルコ神戸スティーラーズがホーム初戦を制し、今季の初勝利をあげた。
横浜キヤノンイーグルスを相手に開始1分でFWジョージ・ターナー(32)が右中間に先制トライを決めた。その後も気迫に満ちた守りからの攻撃で主導権を与えずに完勝した。
観客数1万5292人はホームゲーム最多を記録。デイブ・レニー・ヘッドコーチ(HC)は来年の1月17日が阪神・淡路大震災から30年の節目を迎えることから「特別なシーズン」と位置づけ、「ホームでたくさんの応援はうれしい。被災した方がたくさんいる中で、思いを持ってプレーしていく気持ちを忘れてはいけない。プレーや結果を見てもらうことで伝わるものはあるはず」と言った。
開幕戦は静岡ブルーレヴズに終了間際の大逆転で13−15と悔しい敗戦を喫した。共同主将のロック、ブロディ・レタリック(33)は「先週の敗戦からスキルの面では改善が見られた。まだまだ修正の要素はあるが倒れてもすぐ起き上がってプレーする姿勢はよかった。シーズンを通して成長していきたい」と話した。
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静岡戦も退場に一時退場処分で最後は13人で戦ったことも結果につながった。この試合でも反則19(横浜は8)を記録。レニーHCは「スクラムとか大事なところでペナルティーを与えたのはマイナス要素。改善していかなければいけない」と引き締めた。
特別なシーズン。「がんばろう神戸」の精神を忘れず、まずは勝利の1歩を踏み出した。【実藤健一】
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