チェルシー、今季初の連敗で公式戦3試合未勝利に…イプスウィッチが待望のホーム初白星をマーク

　プレミアリーグ第19節が30日に行われ、イプスウィッチとチェルシーが対戦した。

　ここまで18試合を消化したリーグ戦で10勝5分3敗を記録し、勝ち点「35」の暫定4位につけているチェルシー。今夏にエンツォ・マレスカ監督を招へいした同クラブは開幕直後から好調な戦いを見せており、近年の不振を払拭するパフォーマンスを披露している。しかし、前節はフルアムを相手に10月以来の公式戦黒星。今節は降格圏に沈むイプスウィッチから3試合ぶりの白星奪取を目指す。

　試合は立ち上がりの12分にイプスウィッチが均衡を破る。巧みなパスワークでチェルシーのプレスを打開し、中盤でボールを持ったイェンス・カユステがドリブルで中央を突破。左でパスを受けたリーフ・デイヴィスがボックス内にボールを送ると、抜け出したリアム・デラップがGKと接触する。主審はイプスウィッチにPKを与え、デラップが自ら成功。ホームチームが先制点を挙げた。

　以降はチェルシーが猛攻を仕掛け、24分にセンターサークルでボールを受けたノニ・マドゥエケが右サイドへと展開。コール・パーマーが左足でボックス内にクロスを送ると、大外に走り込んできたジョアン・フェリックスがダイレクトで合わせる。右足でのシュートはネットを揺らしたが、VARにより判定はオフサイドへ変更。チェルシーの得点は取り消しとなった。

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　すると、53分にイプスウィッチが再びゴールを奪う。アクセル・ディサシのバックパスをデラップがインターセプトし、ハーフラインからドリブルで運んでカウンターに移行。ペナルティエリア内に侵入してスピードを落とすと、右脇を駆け上がってきたオマリ・ハッチンソンへ横パス。相手のタイミングを外して左足を振ると、ボールはゴール右下に吸い込まれる。イプスウィッチが貴重な追加点をマークした。

　その後も優勢にゲームを進めたチェルシーだったが、最後まで得点には至らず試合は終了。イプスウィッチが2−0で勝利した。次節、イプスウィッチは来年1月5日にアウェイでフルアムと対戦。チェルシーはその前日にアウェイでクリスタル・パレスと対戦する。

【スコア】
イプスウィッチ　2−0　チェルシー

【得点者】
1−0　12分　リアム・デラップ（PK／イプスウィッチ）
2−0　53分　オマリ・ハッチンソン（イプスウィッチ）