ある日、後輩のホタルちゃんが「報告がある」と話を持ちかけてきました。
ホタルちゃんは30代半ば、20代半ばに結婚していて子どもはおらず、おっとりした話し方の可愛らしい後輩です。
今回はどうやらプライベートな話のようで、私たちは近くのお店でランチをしながら話をすることになりました。
聞くと、不妊治療を始めることにしたという内容の話でした。
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本人としてはいたって真剣なのだと思うのですが、あまりに曖昧な報告だったことに私は少し驚いてしまいました。
ホタルちゃんは、不妊治療をしたいと担当医に話しただけで、子宮筋腫の手術前後の妊娠の話しか聞いていないとのことでした。
あまりに、あっけらかんと話すホタルちゃんに、正直私は呆れてしまいました。
どうしてホタルちゃんは、そんな基本的なことすら担当医に聞いていない段階で私に話をしたのかな?
しかも、不妊治療にかかるおおよその金額も聞き忘れたと……。
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私は笑うことしかできず、会社のスケジュールや制度などに私は詳しくないからという理由で、先行してこの件を、上司に共有していいかホタルちゃんにたずねました。
「不妊治療を始める予定」と報告してくれた後輩のホタルちゃん。
元々おっとりとした性格だと思っていましたが、治療について全く理解していないどころか、何を聞けばいいのかわからないと話す段階で相談をされ、戸惑ってしまいました。
応援はしてあげたいのですが、スケジュールどころか不妊治療にかかる金額さえも把握していないという状況では、かけるべき言葉やアドバイスが見つからず困ってしまいました。
真剣に話しているあたり憎めないところではあります。
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参考:女性の健康推進室 ヘルスケアラボ|子宮筋腫
【中編】へ続く。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・motte 作画・よしはな 編集・石井弥沙