プレミアリーグ第19節が30日に行われ、マンチェスター・ユナイテッドとニューカッスルが対戦した。
ここまで18試合を消化したリーグ戦で6勝4分8敗を記録し、勝ち点「22」の暫定14位につけているマンチェスター・ユナイテッド。エリック・テン・ハフ監督を続投して今季を迎えた同クラブは、開幕直後からボトムハーフに沈むなど不安定な戦いを露呈してしまう。10月には指揮官交代を決断し、スポルティングから新たにルベン・アモリム監督を招へい。しかし、前節の敗戦で公式戦3連敗となり、新指揮官の通算成績は4勝1分5敗に。7試合ぶりの白星を目指し、暫定7位のニューカッスルと激突する。
試合は開始早々の4分にニューカッスルがスコアを動かす。最終ラインからのビルドアップで前進し、敵陣右寄りの位置でボールを受けたブルーノ・ギマランイスが左サイドへと大きく展開。ルイス・ホールが左足でクロスを送ると、ゴール前でフリーとなっていたアレクサンデル・イサクが頭で合わせる。豪快なヘディングを叩き込み、ニューカッスルが先制に成功した。
さらに19分、自陣でボールを引き出したギマランイスが味方とのワンツーで中盤を攻略。左サイドに張るアンソニー・ゴードンへと散らし、マーカーと対峙しながらドリブルで縦に運ぶ。深い位置まで侵入したタイミングで右足に持ち替え、ペナルティエリア内にクロスを供給。飛び込んできたジョエリントンが頭でネットを揺らし、アウェイチームが追加点を挙げた。
一方のマンチェスター・ユナイテッドは、32分にもポスト直撃の大ピンチを迎えてしまう。すると、直後の33分に早くもアモリム監督が最初の選手交代を実施。ジョシュア・ザークツィーに代わり、コビー・メイヌーがピッチに投入された。前半アディショナルタイムにはショートカウンターからカゼミーロに決定機が訪れたものの、右足で狙ったシュートは枠の右に外れてしまった。
2点のリードを許してハーフタイムに突入したマンチェスター・ユナイテッドは、後半頭から猛攻を仕掛ける。59分にはメイヌーがボールを引き出し、左サイド深くで待つディオゴ・ダロトに配給。右足に持ち替えて入れたクロスにハリー・マグワイアが頭で飛び込むが、強烈なヘディングは惜しくもポストに嫌われた。
74分にはマンチェスター・ユナイテッドが右サイドでコーナーキックを獲得。クリスティアン・エリクセンが右足でアウトスイングのクロスを送り、ニアの混戦からレニー・ヨロがヘディングで合わせる。高い打点でボールを叩いたものの、わずかにシュートは枠の左へと逸れてしまう。
マンチェスター・ユナイテッドが後半45分間で放ったシュートは7本。被シュートは1本に抑えたが、最後まで得点には至らず試合は終了。2−0でニューカッスルが勝利した。次節、マンチェスター・ユナイテッドは来年1月5日にアウェイでリヴァプールと対戦。ニューカッスルは来年1月4日にアウェイでトッテナムと対戦する。
【スコア】
マンチェスター・ユナイテッド 0−2 ニューカッスル
【得点者】
0−1 4分 アレクサンデル・イサク(ニューカッスル)
0−2 19分 ジョエリントン(ニューカッスル)