22年目を迎える東京国立博物館のお正月恒例企画「博物館に初もうで」。2025年は1月2日(木)〜1月26日(日)の期間に開催する。「―ヘビ〜なパワ〜を巳(み)たいの蛇(じゃ)!―」のサブタイトルで、巳年にふさわしくヘビにまつわる作品を紹介する。
ヘビは人間の生活圏に生息する身近な生き物だが、大きな口やにょろにょろとした動きには独特のインパクトがある。脱皮を繰り返す生態や、時に毒をもつ特性もあいまって、人間は古くからヘビに不思議なパワーを見いだしてきた。
今回の特集では、ヘビに守られたというブッダの坐像、大小合わせて222個の部材から成り自在に動くヘビの置物、弁天様の使いとされるめでたい白蛇が松の木に絡む浮世絵など、古今東西の絵画や彫刻、工芸品を通して、美しさ、迫力、面白さ、かわいらしさなど、ヘビのさまざまな魅力を紹介する。変化自在の活躍を見せるヘビたちのパワーを浴びながら、新しい年の訪れを感じてみよう。
また、長谷川等伯筆 国宝「松林図屏風」、歌川広重筆「名所江戸百景・するがてふ」、長船景光作「国宝 太刀 長船景光」など、同館所蔵の名品や、お正月を祝う作品なども展示。1月2日(木)・3日(金)には、和太鼓や獅子舞による「新春イベント」も開催する。各展示の期間やイベントの開催時間など詳細は、東京国立博物館のホームページに掲載する。
東京国立博物館の開館時間は9時30分〜17時。毎週金・土曜と2025年1月12日(日)は20時まで(入館は閉館の30分前まで)。期間中の休館日は月曜、1月1日(水・祝)、14日(火)。1月13日(月・祝)は開館。
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観覧料(総合文化展)は一般1000円、大学生500円、高校生以下と満18歳未満、満70歳以上は無料(入館時に年齢が分かるものを提示)。障がい者手帳保持者と介護者1人は無料。特別展、有料イベント等は別途料金がかかる。