国連は、イスラエル軍によるパレスチナ自治区・ガザの医療施設への攻撃が戦争犯罪にあたる可能性があるとする報告書を公表しました。
OHCHR=国連人権高等弁務官事務所は、イスラエル軍がガザの医療施設への攻撃を繰り返したことで、ガザの医療体制が「崩壊寸前」に追い込まれたとする報告書を公表しました。
報告書には、おととし10月12日から去年6月30日の間、ガザ地区の39の病院や診療所にイスラエル軍の攻撃が少なくとも136回あり、医療関係者の死者は500人以上に上ると記されています。
イスラエルは、イスラム組織「ハマス」が「病院を軍事目的で使用している」などと主張し、ガザの医療施設への攻撃を繰り返していますが、報告書は、イスラエル側の主張を裏付ける十分な情報は「これまで提供されていない」と指摘しています。
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