＜イラつかせるタイプ？＞「押し付けないで！」母に見えない彼の優しさ【第3話まんが：長女の気持ち】

【第1話】から読む。
前回からの続き。私（サヤカ）は26歳の会社員です。両親と3歳年下の妹ユリがいて、家族仲はいい方だと思います。専門学校に通っていた頃アルバイト先でリョウちゃんに出会い、穏やかで優しい人柄に惹かれて付き合うように。それから6年、ほとんど喧嘩らしい喧嘩はしたことがありません。何か揉めてもリョウちゃんは私の話をしっかりと聞いてくれて、解決策を考えてくれるのです。それなのに母はリョウちゃんのことが気に入らないようで……？

母は「分かりやすい」人が好きなのです。妹のユリの彼氏シンジくんは、その行動や発言ではっきりと「分かりやすい」気配りの仕方をします。対してリョウちゃんは、はたから見ると何を考えているのか「分かりにくい」タイプです。


リョウちゃんの気配りの仕方は目には見えにくいです。けれど私はリョウちゃんの行動に理由があることを知っています。帰りだって、父にしっかりお礼を言って深々と頭を下げていました。帰り道にこんなことも言っていたのです。


母は一度目の結婚を失敗しています。その相手は父とは真逆のタイプだったと聞いたことがあります。自分の娘には同じ失敗をさせたくないという気持ちも分からなくはありません。けれど私と母は別の人間だし、リョウちゃんだって母の最初の結婚相手の人ではありません。自分の価値観だけでなく、私自身のことをもっと信じてほしいなと思ってしまいます。
いつか母ともう一度ゆっくり話せるときがきたら、母には見えていないリョウちゃんのいいところをたくさん話したいと思います。今の母にはきっと何を言っても伝わらないと思うから……。

【第4話】へ続く。

原案・ママスタコミュニティ　脚本・渡辺多絵　作画・猫田カヨ　編集・井伊テレ子

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