<全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)>◇2025年1月1日◇群馬県庁前発着(7区間100キロ)
Honda(ホンダ)が最終7区の“1秒差決戦”で競り負け、2年ぶり3度目の優勝を逃した。アンカー中山顕が旭化成・井川龍人と並走する展開となり、残り500メートルでラストスパートに屈した。4時間47分40秒で2位となり、優勝までは8秒差だった。
1区では昨年6月の日本選手権5000メートル2位の森凪也が区間9位と粘りの走り。エースが集う2区ではパリ五輪マラソン代表の小山直城が区間7位と好走し、順位を5位へと押し上げた。
3区では21年東京五輪代表の伊藤達彦が順位を維持し、4区では箱根駅伝3区間で区間記録を保持する“最強留学生”イェゴン・ヴィンセントが区間賞と奮闘。首位と52秒差の3位とし、5区へつないだ。
5区のパリ五輪3000メートル障害代表の青木涼真は、先頭を走っていた前回王者のトヨタ自動車を猛追。11キロ過ぎで逆転し、終盤は旭化成・大六野秀畝との競り合いを制した。区間賞の快走で2位に10秒差をつけた。
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6区は大東大出身のルーキー久保田徹が力走。2位との差を12秒に広げ、7区の中山顕へとタスキをつないだ。ただ、アンカー中山が粘りきれず。5キロ手前で旭化成・井川に追いつかれると、最終盤のスパート合戦で敗れた。
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