リヴァプールは、イングランド代表DFトレント・アレクサンダー・アーノルドを1月の移籍市場で売却するつもりはないようだ。12月31日、イギリスメディア『アスレティック』やイギリス紙『ガーディアン』などが伝えている。
現在26歳のA・アーノルドは、6歳の頃からリヴァプールのアカデミーに所属。2016年10月に18歳でプロデビューを飾り、超高精度のキックを武器に右サイドバックのレギュラーに定着した。公式戦通算333試合出場で20ゴール85アシストを記録し、2018−19シーズンのCL優勝や19−20シーズンのプレミアリーグ制覇などに貢献してきた。
しかし、A・アーノルドは、オランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクやエジプト代表FWモハメド・サラーとともに現行契約が2025年6月30日までと今季限りになっているため、去就には注目が集まっている。
A・アーノルドはリヴァプールとの契約延長交渉が進展していない状況のなか、かねてよりレアル・マドリードから関心が寄せられていることが明らかになっており、退団の可能性も浮上している。
今季終了後にはフリーとなるA・アーノルドだが、今回の報道によると、レアル・マドリードは今冬の移籍市場で移籍金を支払って同選手を獲得することを打診したという。それでも、リヴァプールは移籍金を含めた正式なオファーが提示される前にこの打診を拒否した模様で、今冬の移籍市場で同選手の退団を認めるつもりがないことが報じられている。
また、移籍市場に精通するイタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏も、A・アーノルドを2025年のトップターゲットとしているレアル・マドリードは、7月のフリー加入に向けて作業を続けることになったことを伝えている。
なお、リヴァプールが主力3選手全員を残留させるためには、プレミアリーグが定めた「収益と持続可能性に関する規則(PSR)」や賃金構造などの問題を解決する必要があるとも見られているが、果たしてA・アーノルドは来季どこでプレーすることになるのだろうか。