北海道は4日頃まで日本海側で雪が続く 積雪増で交通への影響の恐れも

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2025年01月01日 16:30  日本気象協会

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日本気象協会

北海道は4日頃まで日本海側で雪が続く 積雪増で交通への影響の恐れも

北海道では4日土曜日頃にかけて日本海側で断続的に雪の降る所が多く、雪の中心は日本海側北部や石狩北部、空知地方となるでしょう。同じような所に雪雲が入り続けるため、日に日に積雪が増えていく恐れがあります。日本海側では年始のUターンの移動に影響が出る可能性もあるため、最新の気象情報や交通情報をこまめに確認するようにして下さい。



●既に平年の2倍の積雪 岩見沢周辺が今後の雪の中心か


北海道付近は4日土曜日頃にかけて冬型の気圧配置が続き、日本海側では断続的に雪が降る見込みです。雪の中心は日本海側北部や、石狩北部から空知地方で、雪の量が多くなりそうなのが、新篠津(石狩北部)から岩見沢(空知地方)方面です。一日一日の雪の量は多い所で20cmから30cmくらいの予想ですが、上空の風向きが大きく変わらず、同じような所に雪雲が流れ込み続ける見込みです。まとまった量の雪が数日間続くことで積雪がどんどん増えていく恐れがあります。
岩見沢では今日1日午後3時の時点で積雪は119cmと平年の約2倍の量となっており、市内の路線バスが運休するなど、交通機関に影響も出ています。既に多くの雪が積もっている地域にさらに雪が多く降ることで、除排雪が追い付かず、道路の通行やJRの運行など年始のUターンの足に影響が出る可能性もあります。最新の交通情報もこまめに確認するように心がけて下さい。


●札幌から新千歳は割合穏やか 全道的に厳しい寒さに


日本海側の地域でも、札幌周辺から新千歳方面ではこれから週末にかけて割合晴れて、雪は降っても量は少ない見込みです。空の便への影響の可能性は低く、本州との行き来については今の所問題なさそうです。また、太平洋側やオホーツク海側でも週末にかけて晴れ間の出る所が多くなるでしょう。
しかし、3日金曜日から4日土曜日をピークに各地で寒さが厳しくなり、日中でもマイナス5℃前後までしか上がらない所が多くなるでしょう。初詣などに出かける際は万全の寒さ対策が必要になります。また、今後晴れる地域でも、昨日31日から今日1日朝にかけて降った雪の影響で、路面が凍結している恐れもあるため、スリップや転倒事故には十分注意して下さい。



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