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能登半島地震と2024年9月の豪雨で大きな被害を受けた石川県輪島市町野町の仮設住宅では1日、地震発生時刻に合わせて追悼行事が行われた。住民やボランティアらが黙とうし、静かに手を合わせた。
会場には、「みんなで前へ」などと住民らが手書きしたメッセージを添えた紙灯籠(とうろう)約1000個が用意され、「1・1 NOTO」の文字に並べられた。あいにくの強い雨の中、1995年の阪神淡路大震災を伝える神戸・三宮のガス灯「1・17希望の灯(あか)り」から分けられた明かりがともされた。
近くの家が全壊した前荘太郎さん(87)は「残った人がみな健康でいられるように祈った」。地震前、自宅の周りに計30〜40軒あった住宅と店舗は今は数軒だけ。「支援のおかげで生活に不自由はないが、家を再建できる見通しが立たないことが心配だ」と話した。【阿部弘賢】
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