ウェストハムに所属するジャマイカ代表FWマイケル・アントニオが1月1日、自身の公式SNSでメッセージを送った。
現在34歳のアントニオはトゥーティングでプロデビューを飾ると、サウサンプトンやノッティンガム・フォレストなどでのプレーを経験。2015年夏にウェストハムへと完全移籍で加入した。2021−22シーズンにはプレミアリーグで10ゴール5アシストを記録し、クラブの6位フィニッシュに大きく貢献。ヨーロッパリーグにも出場した翌シーズンには、公式戦48試合で14ゴールを叩き出した。ウェストハムのプレミアリーグ歴代最多得点記録保持者であるM・アントニオは、在籍10年目の今季も公式戦15試合出場1ゴール1アシストをマークしている。
先月7日のチームトレーニング後に、自宅への帰路で交通事故に遭ったアントニオ。状態が心配されていたなかで下肢骨折の手術を受け、24日間の入院を経て同月31日に退院した。自身の公式インスタグラムを更新した同選手は、「毎年この時期になると何に感謝しているかと聞かれるが、毎年適切な言葉を見つけるのに苦労してきた。しかし今年は自分が何に感謝すべきかがよくわかった。生きていることだ」と投稿した。
また、「僕はこの場を借りて自分が気づいたことを告白したい」と記しつつ「長年、人生を当たり前のように過ごしてきた。明日は保証されていると常に思い込んで、次の日や次の年の計画を立てていた。親しい友人が亡くなるのを見送ったり、死と隣り合わせの体験に直面する人を目の当たりにしたりしたが、それでも僕は命の尊さを十分に理解していなかった」と説明。続けて、「最近経験したことは僕の視野を広げた。人生は儚く一瞬一瞬が大切なのだ。進み続ける力を与え、僕がまだここにいることを許してくれた神に心から感謝している」と心境の変化を綴っている。
さらに、「救急隊、NHS、航空救急隊、ロイヤル・ロンドン病院とクロムウェル病院のみんな、そしてウェストハムのすべての人に。医療チーム、役員会、すべてのスタッフ、チームメイト、そして素晴らしいウェストハム・ファン。みんながいなければ、僕はこれを乗り越えられなかったと思う。心から感謝している。どんな時も僕のそばにいてくれた愛する人たちへ、あなたたちが僕にとってどれほど大切な存在であるか、言葉では言い表せない」とコメント。「最後にフットボール・コミュニティのみんなへ。たくさんの愛とサポートをありがとう。本当に大きな意味がある。僕はみんなを愛しているし、みんなに限りなく感謝している。ハッピーニューイヤー。すぐにピッチに戻るよ」と締めくくった。