今大会屈指のカードでプレミア王者大津撃破 先制点の流通経済大柏FW山野春太「みんな人一倍気合いが入っていた」
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2025年01月03日 00:44 サッカーキング
第103回全国高校サッカー選手権大会3回戦が各地で2日に行われ、流通経済大柏(千葉)と大津(熊本)による優勝候補同士の一戦は、同点で迎えた68分の粕谷悠の得点で流通経済大柏が2−1で勝利して、準々決勝へと駒を進めた。
前半36分、流通経済大柏は自陣から富樫龍暉がロングボールを大津DFライン裏に蹴ると、背後を取った山野春太が絶妙なボールコントロールから右足を振り抜いて先制点を獲得。粕谷の勝ち越し点も、山野がハイボールをヘディングで落としたところから生まれた。山野は先制点を「自分の得意の形である裏への抜け出しからファーストタッチがうまくいって、そこから冷静に左隅に流し込めたのでよかったです」と振り返り、初戦に続く先制点を「連発したいと言っていたので、有言実行できてよかったですし、家族もみんなも見に来てくれていたので、よかったです」と喜んだ。
2024年度の高円宮杯プレミアリーグEASTで高体連勢の最高位となる4位だった流通経済大柏と、プレミアリーグWESTで優勝してEAST王者である横浜FCユースとのファイナルも制した大津という屈指の一番を制したことになったが、山野は「自分たちと同じプレミアリーグで優勝していますし、そこは今までの試合より、みんなも人一倍気合いが入っていたと思うので、気持ちが前面に出たゲームかなと思います。自分も今までにない舞台で、こういう相手とやれたので、気持ちも最高潮でした」と、素晴らしい相手に対して、気持ちの部分でも最高の状態で臨めたと話す。
この一戦は日本代表の森保一監督も視察していたが、「将来、日の丸も背負いたい」と意欲を語る山野。準々決勝では上田西(長野)と対戦になるが、「特に最初の勢いがある印象があるので、そこは警戒しながら、油断は誰一人しないので、日本一に向けて一つずつ勝ち進むだけです。目の前の相手に集中して、中1日ですけど、明日でいい準備をして試合を迎えられたらなと思います」と一戦必勝で頂点を目指すとしている。
【ハイライト】流通経済大柏vs大津【動画】
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