家族との死別は計り知れない悲しみがある。そんなときに自分の家族自慢を始める友人とは距離を置きたくなるだろう。神奈川県の50代女性は25歳で結婚後、双子を妊娠したものの9週で流産してしまった。自身の病気が原因で、母体を優先させた結果だった。
「後悔で毎日苦しんでいる私に、高校時代の友人が電話で励ましてくれました」
ここまで聞けば、良い友人だと思うだろう。しかし……。(文:長田コウ)
「祝福を伝えてから絶縁の手紙を出しました」
それから数か月後、その友人は第二子を授かった。すると
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「元気に育っていることを週1〜2回の電話で話して来ます」
妊娠はもちろん喜ぶべきことだが、あまりにもデリカシーがない。
「子どもを失った悲しみを忘れることはできず、祝福を伝えてから絶縁の手紙を出しました。それ以降連絡は殆どありません」
ほかにも、入院中に幼い子どもを連れてお見舞いに来てくれた近所の奥さんには「ガッカリしました」と失望を明かす。
その後、彼女家族が引っ越したのを機に絶縁したという。
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「私、高齢になって介護にあけくれたくないし」
千葉県の50代女性は、40代半ばに夫を亡くした。これを機に、それまでの友人とは絶縁したそう。
「主人が亡くなった後、わざわざ自宅にご主人を連れてきたり、何かと『旦那は…』『夫は…』の話に疲れました」
女性は結婚が早かったため、「子ども達は大学生と高校生」で子育てはほぼ終盤だった。もちろん悲しみはあっただろうが、それほど困窮してはいなかったようだ。こう本心を明かした。
「彼女にしたら私は早くに未亡人になったかわいそうな人だったのだと思いますが、私、高齢になって介護にあけくれたくないし」
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