毎年楽しみだった義実家への帰省が“初めて億劫になったワケ”。息子も「もう帰ろう?」と…

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2025年01月03日 09:20  女子SPA!

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 年末年始は「義実家への帰省が億劫」といった話を耳にすることが多いですよね。その理由の多くは“義両親との関係性”かと思いますが、義家族が大好きでも帰省がしんどいと感じてしまうこともあるようです。

 今回お話を聞いた、主婦・美紀さん(仮名・35歳)は、小2、小4の男の子のママで夫や義兄家族との関係性も良好。義兄家族には小5、小6の男の子がおり、子ども同士も小さいころから仲良しなんだとか。

 美紀さんは義両親のことが大好きで、巷でよく聞く嫁姑関係でも悩んだことがないんだそう。年に数回の義実家帰省が楽しみだという美紀さんが、去年のある出来事を機に初めて帰省が億劫に感じたというのです。去年の帰省時にいったい何があったのでしょうか。

◆義家族との関係性は良好!「帰省は楽しみでしかなかった」

「年末が近づくと、ママ友や友人との間で“夫の実家に帰省するのが嫌”といった話をよく耳にしますが、私にとって義実家への帰省はむしろ楽しみでした。義両親は結婚当初からとてもよくしてくれていて、毎年『年末くらいうちで何もせずゆっくり過ごしてね!』と言ってくれるんです。

義実家に帰省すると私たち夫婦と義兄夫婦は本当にのんびりとしているだけで、子どもたちは4人で遊んでいるので、それもまた楽しそうで微笑ましく見ていました。4人全員が男の子ということもあり、好きな遊びも同じで恵まれた環境だなぁと思っていました」

 そう語ってくれた美紀さんは、早く年末に義実家に帰省したいと思えるほど義両親とは仲良し。

 年末に帰省すると久々に会う義母と義姉と女同士で買い物に行ったり、みんなでかるたをして遊んだりと楽しい時間を過ごさせてくれる義家族には感謝しかないとのことでした。

◆成長と共に変わっていった従兄弟たちにモヤッ

「去年の帰省が決まったころから、息子たちは『あおくん(仮名・小5)と、亮くん(仮名・小6)と遊ぶの楽しみー!』と従兄弟と遊ぶことを楽しみにしていました。同じ小学生男子ということもあり、流行りのゲームをみんなで楽しんだり外でサッカーをしたりと、まるで兄弟のように仲良しなので、自宅に帰るときに『もっとおばあちゃんの家に居たい!』と言うことも多かったです。しかし、去年の帰省時に従兄弟と会ってから、『もう帰ろう?』と息子たちに言われたことにとても驚きました」

 従兄弟と遊ぶのをたのしみにしていたのに、去年の帰省時はあまり楽しそうではなかったという子どもたち。従兄弟との間に何があったのでしょうか。

「息子たちは、義実家で普段通り従兄弟とゲームを楽しんでいました。息子たちも従兄弟もこれまでは『せっかくおじいちゃんおばあちゃんの家に来てるんだから、ゲームは1時間でやめようね』というルールのもとゲームを楽しんでいたんです。おじいちゃんおばあちゃんは孫たちを楽しませるために毎年みんなで遊べるボードゲームを用意してくれたり、遊び場にも連れて行ってくれるため、みんなで過ごす時間を大切にしてほしいといった想いからでした。

ゲームの時間が終わってもなかなかゲームをやめない従兄弟に、義母が『ほら、そろそろゲームはお終いにして、みんなで出かけるよ!』と声を掛けるも、従兄弟たちは無視。みかねた息子たちが『あおくん、亮くん、出かけるんだって! 楽しいところだって!』と誘うも無視されてしまいました」

◆反抗期なのかもしれないけど……

 せっかくの帰省だからこそ、普段会えないおじいちゃんおばあちゃんとの時間も大切にしてほしい、ゲームをしたい気持ちも分かるけどルールを守ってみんなで楽しみたいと思っていた美紀さんは、ルールを守らない従兄弟にも、しっかりと注意しない義兄夫婦にもモヤッとした感情を抱いたといいます。

「小学校高学年ということもあり、多少反抗期なのかなというのも分かりますが、ここは自宅ではないし、息子たちもゲームはやめているのだからルールを守ってほしいという気持ちになったのを覚えています。息子たちがもう一度『ねぇ! ゲーム終わりだよ!』というと、『わかったわかった』といいながらゲームを続ける従兄弟をみて、次男が小さい声で『なんで守らないんだろうね』と一言。

その後、義母が孫たちの好物を作ってくれてみんなで夕食になったときも、従兄弟たちはササッと食事を済ませてすぐにゲームに直行……。義母に対しての『ごちそうさま』の言葉もなかったことに私は驚いてしまいました。義母がせっかく作ってくれた食事よりもゲームが優先、親の言うことも聞かない、息子たちのことも無視するなど気になることがありすぎて“この子たちは何のために義実家に来ているのだろう?”と疑問に思いました」

 子どもがゲームに夢中になって言うことをきかないのはよくあることだと分かっていると、美紀さんは言っていました。しかし親がやめさせないことにも問題があると感じたんだそうです。

◆ルールを守る、守らせることの大切さについて考えた

「先に義兄家族が帰ると、義母が『今年はあおくんと亮くんとあまり話せなかったなぁ。成長したってことだよね』とポロッと口にしたのを覚えています。成長と共に義実家に帰省しない子がいたり、年頃の男子の口数が減るのは理解しますが、ルールを守らないのはまた別じゃないかと思います。息子たちも『あおくんと亮くんはなんでずっとゲームしてよかったの?』と言っていて、そう感じてしまうのも無理はないなと感じました。

息子たちには義実家に帰省する意味をしっかり説明しましたが、普段から親がルールを守らせることの大切さも再確認できた帰省となりました。義家族は大好きですが、甥っ子たちが義両親に取る態度やルールを守らないことが気になりすぎてしまい、今年の帰省は少し億劫に感じてしまっています」

 義実家への帰省は大人数が集まることなので、ルールやマナーを守れないとなるとせっかくの楽しい時間が台無しになってしまいますね。成長と共に子ども同士の関係性も変わっていくため、そういった問題で帰省が億劫になるケースもあるのかもしれません。
<文/鈴木風香>

【鈴木風香】
フリーライター・記者。ファッション・美容の専門学校を卒業後、アパレル企業にて勤務。息子2人の出産を経てライターとして活動を開始。ママ目線での情報をお届け。Instagram:@yuyz.mama

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