浦和レッズに所属するMF小泉佳穂が、柏レイソルへ完全移籍をすることが決定した。3日、両クラブが発表している。
現在28歳の小泉は、FC東京U−15むさしに所属した経歴を持ち、前橋育英高校、青山学院大学を経て、2019年にFC琉球に加入し、2021年から浦和でプレー。2024シーズンは明治安田J1リーグで20試合、JリーグYBCルヴァンカップで1試合に出場していた。
移籍が決定した小泉は浦和のクラブ公式サイトで以下のようにコメントを発表している。
「このたび、柏レイソルに移籍することになりました。2021年に加入してから4年間、本当にたくさんの経験をさせていただきました。浦和レッズという偉大なクラブ、ファン・サポーターの下で闘えたこと。そして天皇杯とACLで優勝したこと。そこに少しでも貢献できたこと。本当にうれしく誇りに感じています。ACL決勝での埼スタとその日の浦和の街で見た光景を、僕は生涯忘れることはないでしょう」
「2023年のルヴァンカップ決勝で敗れたこと。リーグタイトルが獲れなかったこと。今年のクラブワールドカップを闘えないこと。みなさんに直接お別れのあいさつができないこと。心残りもたくさんあります」
「良いときもあれば悪いときもあり、その中でも悔しさ、不甲斐なさを感じることの方が多く、ときに自分はこのクラブに相応しくないと思い悩みながら過ごしたこともありました。それでも、チームメート、コーチングスタッフ、メディカルスタッフ、クラブスタッフ、グランドキーパーのみなさま、食堂スタッフのみなさま、パートナー企業のみなさま、そしてファン・サポーターのみなさま、浦和レッズに関わる全てのみなさまの支えのおかげで、闘い続けることができました。ただただ、感謝しています。本当にありがとうございました」
「いつも背中を押してもらったあの声援を、対戦相手として味わうことになるのが怖いような、楽しみなような、そんな複雑な気持ちです。今後のサッカー人生において、さらに飛躍をして日本で最も熱いサポーターのいる埼玉スタジアムで、少しでも大きなブーイングを受けられるような選手になりたいと思います」
「4年もの間、多大なるご支援ご声援、本当にありがとうございました。またお会いできること、そして浦和レッズの発展を心より願っています!」
そして、加入する柏のクラブ公式サイトでも以下のようにコメントしている。
「柏レイソルに関わるすべての皆様はじめまして。小泉佳穂です。このたび、浦和レッズから加入することになりました。柏レイソルという歴史あるクラブに加われたこと、心より嬉しく思っています。タイトルを獲る。強い覚悟を持ってこのクラブに来ました。後はピッチでお見せできたらと思います。よろしくお願いします!」
なお、同日には、柏からブラジル人MFマテウス・サヴィオが完全移籍で浦和に加入することも発表されている。