<第101回箱根駅伝>◇3日◇復路◇東京−箱根(5区間109・6キロ)
青山学院大(青学大)が10時間41分20秒の大会新記録で2年連続8度目の総合優勝を果たした。2位に駒澤大、3位に国学院大が続き、前評判が高かった「3強」が上位を占めた。
興奮が冷めやらぬ中、来年の第102回箱根駅伝を展望する。
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青学大、駒大、国学院大の上位3校が優勝争いの軸となる。
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3連覇がかかる青学大は今大会の出走メンバー6人が卒業するが、新チームも実力十分。エースが集う2区で区間3位と好走した黒田朝日(3年)と2年連続8区区間賞の塩出翔太(3年)に加え、1年生ながら10区区間賞となった小河原陽琉ら力のある選手がそろう。
3年ぶりの王座奪還を狙う駒大は7区で区間新記録を打ち立てた佐藤圭汰、5区区間4位の山川拓馬、6区区間2位の伊藤蒼唯の“3本柱”が最終学年となる。いずれも過去の3大駅伝で実績があり、どの展開でもレースを動かす力がある。ルーキーの谷中晴と桑田駿介も往路で好走しており、伸びしろは十分だ。
大学3大駅伝「3冠」を逃した国学院大は山区間でともに2ケタ順位と苦戦を強いられたが、平地の8区間は全て1ケタ順位。昨年2月の大阪マラソンを制したエース平林清澄(4年)は卒業するが、復路は下級生4人で順位を3つ上げた。今季の出雲、全日本は逆転優勝しており、単独走の能力にもたけている。
4位の早稲田大(早大)は下級生のみの出走となった往路で3位と健闘。5位の中央大も平地区間を全て下級生が担った。両チームともにレースの流れを一変させられる選手が育てば、上位3校に割って入る可能性を秘める。【陸上担当=藤塚大輔】
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