【バスケ】スーパー高校生がB1千葉J入団へ 東山高・瀬川琉久、前例少ない高卒プロ選択

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2025年01月04日 07:00  日刊スポーツ

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東山・瀬川琉久(2024年12月撮影)

スーパー高校生が、プロの世界に直行する。バスケットボール男子U18日本代表の司令塔、瀬川琉久(りく、18=京都・東山高)が、Bリーグ1部(B1)千葉ジェッツに入団濃厚であることが3日分かった。全国高校総体(インターハイ)優勝校のエースは大学に進学せず、22歳以下の特別指定選手枠でプロ契約する見込み。前例が少ない「高卒プロ」のBリーガーとして、新たな道を切り開く。


瀬川は身長184センチのポイントガード。中学時代から名をはせ、全国大会で優勝。高校バスケの強豪、東山でも1年から主力として活躍し、昨夏のインターハイではチームを初の頂点に導いた。ボールを巧みに操るハンドリング能力や、ジャンプシュートの精度に定評を持つ。世代別日本代表でも存在感を発揮。昨秋のU18アジアカップでは正司令塔としてけん引し、ベスト8進出に貢献した。


先週まで行われたウインターカップ(全国高校選手権)では渡辺伶音(福岡大大濠)、十返翔里(東京・八王子学園八王子)とともに「高校ビッグ3」として注目された。静岡・藤枝明誠との準々決勝では40得点、16リバウンドを挙げて逆転劇を演出。準決勝で敗れたあとには悔し涙を流しつつ、「自分のバスケットボール人生はこれで終わりではない。今よりももっと厳しい環境に身を置く」と話した。


急成長を続けるBリーグは、26年秋から「Bプレミア」を頂点とする新カテゴリーに再編される。同年1月には初のドラフト会議も実施予定。そうした中でプロ注目の逸材が、自らの進む道を選択した。


B1千葉Jは20−21年シーズンにリーグ制覇し、天皇杯5度優勝の強豪。昨季まで米NBAでプレーしたパリ五輪日本代表の渡辺雄太や、同代表主将で司令塔の富樫勇樹らスター選手が所属する。海外挑戦を見据えるポイントガードの瀬川にとって、最高の環境となる。将来の日本代表エース候補は、リーグ屈指の人気チームで腕を磨く。


◆瀬川琉久(せがわ・りく)2006年(平18)8月14日生まれ、兵庫県出身。小学1年からバスケを始める。神戸市立本山南中で全国大会優勝。東山高では1年から主力として活躍し、24年夏には全国高校総体(インターハイ)制覇に導いた。同年秋のU18アジアカップでは司令塔として8強入りに貢献。ポジションはポイントガード。184センチ、80キロ

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