ガザ停戦に向け交渉再開 「ゆっくりと進展」も交渉難航か　アメリカメディア

イスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘停止や、人質の解放に向けた交渉が再開したとアメリカメディアが報じました。

アメリカのニュースサイト「アクシオス」は3日複数のイスラエル当局者の話として、イスラエルの代表団がカタールに到着し、仲介国と協議したと報じました。

協議の詳しい中身については分かっていませんが、イスラエル当局者は、イスラエルとハマスの要求にはいまも隔たりがある一方、交渉は「ゆっくりと進展している」と述べたということです。

ハマスがこれまで求めてきたイスラエル軍のガザからの完全撤退については、引き続き争点の1つとなっているほか、ハマスが拘束する人質の解放についても、双方の要求に溝があるということで、今後も交渉は難航するものとみられます。

こうしたなか、ロイター通信は3日、イスラム組織ハマスの幹部の話として、ハマスは「できるだけ早く合意に達することができるよう、真剣に取り組んでいる」と述べたなどと報じました。

そのうえでハマスは、これまで繰り返し要求してきた恒久的な停戦とイスラエル軍の撤退で合意できるよう取り組むとしています。