米Microsoftは1月3日(現地時間)、AIモデルのトレーニングとAIアプリケーション展開のためのデータセンター構築に、2025年度(2024年7月1日から2025年6月30日)に約800億ドル(約12兆6000億円)を投資する計画を発表した。この額の半分以上は米国に投資される。
同社の副会長兼プレジデントを務めるブラッド・スミス氏は公式ブログで、この投資は米国のAI技術におけるリーダーシップを強化するだけでなく、世界全体のAIイノベーションを促進する可能性を秘めていると語った。
「OpenAIとの提携、AnthropicやxAIなどの新興企業、自社のAI対応ソフトウェアプラットフォームやアプリケーションを通じて、これを直接目にしてきた」とスミス氏。MicrosoftはOpenAIに130億ドル以上投資している。
Microsoftは昨年10月に行った2025年第1四半期の業績発表で、200億ドルの設備投資とファイナンスリースによる資産取得を報告している。エイミー・フードCFO(最高財務責任者)は、設備投資は第2四半期に増加すると語った。
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スミス氏はまた、20日に発足するドナルド・トランプ大統領政権に対し、米国のAI技術の海外での推進を通じて、AIにおける米国のリーダーシップを守るよう提言した。
米国製AIを世界に導入させることは、中国との競争に勝つために重要だとも語った。「米国にとって最善の対応は、競争について不満を言うことではなく、今後の競争に勝つことだ。そのためには、米国のAIを優れた選択肢として推進するために迅速かつ効果的に行動する必要がある」という。
「トランプ政権が強力な国家AI人材戦略を策定し、AIを使って政府自体の有効性と効率性を高めることができれば、米国は有望な道を歩むことになるだろう」(スミス氏)
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