第101回箱根駅伝で総合4位に入った早稲田大が4日、新チームを始動させた。優勝13回を誇る名門は、7年ぶりのトップ5入りを果たし、復活間近を印象付ける箱根路となった。この日は午前6時30分から引退する4年生も参加し、全員で円陣を組んだ。
新体制ではエース山口智規(3年)が主将を務め、5区で歴代3位の「山の名探偵」工藤慎作(2年)、3区で区間3位で6人抜きと鮮烈なデビューを飾った山口竣平(1年)ら精鋭がそろう。さらに4月には昨年12月の全国高校駅伝でともに区間賞の鈴木琉胤(八千代松陰)、佐々木哲(佐久長聖)の世代トップクラスが入学するなど、期待が高まる。
就任4季目が始まるに際し、花田勝彦監督は円陣で「新しいスタートは始まっています。新チームの人は今年度、箱根駅伝優勝を目指すために、それぞれが取り組んで欲しい」と激励した。過去2年、新チーム指導の1月4日は言葉にできなかった「優勝」という目標を明確に掲げ、11年大会以来の頂点へ、勝負の1年が始まった。
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