箱根駅伝で2年連続8度目の優勝を飾った青山学院大(青学大)が3連覇を誓った。優勝から一夜明けた4日から3日間のオフに入ったが、朝から一部メンバーはジョギングなどで回復。午前11時には寮を出発し、都内でテレビ収録に臨んだ。
チームは7日から再始動する。復路を走った下級生2人は、レース後に早くも次を見据えている。2年連続で区間賞を獲得した8区塩出翔太(3年)は、最上級生で迎える102回大会へ「3連覇がかかっている。強い4年生が抜けるが、頑張りたい」と誓う。
今大会は6人の4年が躍動した。往路は、3区鶴川正也が3位を死守し、4区太田蒼生で2位に浮上。5区若林宏樹が逆転し、往路優勝につなげた。復路は6区野村昭夢が区間新記録をマークし、7区白石光星が首位を堅持。9区田中悠登主将が2位駒大を突き放し、総合優勝を達成した。
塩出は「上下関係なく風通しのいいチームだった。僕が大学生活の中でコミュニケーションが一番取れた代だった。4年生には感謝の気持ちがいっぱい」と思いを込める。今後は、1区宇田川瞬矢、2区黒田朝日らとともにチームを引っ張ることになる。
次世代には期待がかかる。今大会は1年4人がエントリー。原晋監督(57)は10区にルーキーを起用すると決断。「最後の最後まで、1月2日に若林がゴールするまで悩んでいた」と打ち明けた。佐藤愛斗、安島莉玖との戦いを制し、最終的には小河原陽琉を起用。采配が的中し、歴代2位のタイムで区間賞を獲得。「1年生らしくない快走」とたたえた。
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小河原は「監督が選んでくださった。学年関係なく、青学の主力として走れた」と自信をのぞかせた。来季へ「4年生が抜けてしまう穴は本当に大きい」と認めつつも「層は厚いチーム。来年に向けて、1人1人がしっかり自分が優勝に貢献する気持ちを持って、イチからチーム作りをしていけたら」と見据えた。
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