「手が付けられない選手になって帰ってくる」インパクト残した堀越2年生FW三鴨奏太、最終学年でのリベンジ誓う

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2025年01月05日 01:45  サッカーキング

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堀越の2年生FW三鴨奏太 [写真]=佐藤博之
 第103回全国高校サッカー選手権大会の準々決勝が4日に各地で行われ、前橋育英(群馬)と堀越(東京A)の対戦は1−0で前橋育英が勝利して、国立競技場で11日に行われる準決勝へと駒を進めた。

 前回大会でベスト4に入った堀越は今回、国立へと進むことはできず。今大会5得点と得点王争いでトップに立っている2年生FW三鴨奏太はここで大会を去ることになった。「チームとして今年1年間やってきたことを出せなくて、すぐに終わってしまって実感がないですし、3年生に申し訳ないです。堀越の攻撃は自分から始まるので、警戒されていたと思います。試合通してもそうですがけど、前半はボールを受けられなくて。ハーフタイムにコーチから中盤で受けろと言われたんですが、なかなかスペースを見つけられず、縦に速いゲーム展開になってしまい、最後まで自分の良さを発揮しきれなかったので、あっという間だったという感想です」と試合を振り返る。

 1年時は選手権5試合のうち4試合に途中出場。今大会では堀越の攻撃の軸としてチームを引っ張り、3回戦では4得点2アシストとインパクトのある結果も残した。「個人としては自分の名前を全国区にすることが目標だった」という三鴨。一方で相手から警戒される形にもなったが、「相手は高円宮杯プレミアリーグのチームで、こういう雰囲気で、今までにない舞台で本当に楽しかったし、やりがいはあったんですけど、そこで結果を出せないのが今の実力だと思うので、そこはしっかり見つめ直し、個人としてまたこの1年間で成長して、こういう舞台でもしっかりと違いを出せるような選手になって、『いい選手だな』ではなくて、本当に手が付けられない選手になって帰ってきたいと思います」と、リベンジを期す。

 来年は最上級生として戦うが、「ここからの1年間や今後の活動で、自分の力が本物だと証明するために取り組むことは変わらないですし、気持ちも変わらないので、これまで以上の力を出すことに集中してやっていくことと、自分がこのチームでの2年間で経験や感じたものが一番あると思うので、来年に向けてこの経験や、新1年生含めた新チームにどうやって落とし込むかが自分の役割だと思っています。個人としての成長プラス、チームとしての成長という、本当に大変な1年間になると思いますけど、自分の進路含めて、より良いものを選択して、またチームとしてこの舞台に戻ってきて、今度は勝って、2年前のリベンジということで、超えるチームを作っていきたいと思います」と、リーダーとしての自覚を示し、必ず選手権の舞台に帰ってくると誓っている。

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