<全国高校ラグビー大会・U18合同チーム東西対抗戦:西軍27−14東軍>◇5日◇大阪・花園ラグビー場
準決勝前に、男子のU18合同チーム東西対抗戦が行われ、西軍に軍配が上がった。
高校ラグビー活性化の一環として実施され、昨年12月27日の開会式後には女子の対抗戦も開催された。
両チーム無得点で迎えた前半12分、西軍の成城(大阪)・WTB山内デイビス(3年)が左サイドから相手守備を振り切って抜けだし先制トライを決めた。
西軍は後半早々の3分にも筑紫台(福岡)・SO井上晴太郎(3年)がトライを決め、追加点入れた。その後も後半は計4トライ22得点を奪い勝利した。
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東軍は反撃は及ばず敗れたが、後半23分に東京都市大塩尻(長野)・フッカー矢吹大輝(3年)がトライを決め、後半30分にも矢吹がトライした。
東軍は鶴来(石川)から谷口友春監督が指揮を執り、3選手が出場した。同校で主将を務めたフランカー森海秀(3年)は「最初はとても緊張しましたけど、ワンチームで仲間たちの声を聞きながら、励まし合いながら、いいプレーができた」とすがすがしい表情だった。
前回大会中の昨年1月1日に起きた能登半島地震から約1年。今大会2回戦で敗退し、県大会では決勝で戦った日本航空石川には友人も多く「心配しました」と振り返った。
同校主将のCTB上野魁心(かいしん=3年)とは小学校の頃から同じチームで戦った。震災後には上野が鶴来の練習に参加していた。盟友でありライバルである友人の躍動に「魁心がキャプテンでよかった。本当に素晴らしかった」と笑顔。ラグビーを続ける予定はなく、最後に自身も同じ聖地でプレー。「夢の舞台でプレーできた。ラグビー人生に悔いはなし」とラストゲームを締めた。【塚本光】
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