埼玉県内で民家が全焼する火災相次ぐ　新座市の70代男性と羽生市の50代女性とみられる2人死亡

きょう、埼玉県内で民家が全焼する火事が相次ぎ、2人が死亡しました。

2階部分が激しく燃える民家。黒煙がまっすぐ立ち上る様子が見られます。

きょう午前11時過ぎ、埼玉県新座市北野の住宅から火が出ているのを通行人の女性が見つけ、119番通報しました。

この火事で2階建ての木造住宅が全焼し、この家に住む阿部郁朗さん（78）が運ばれた先の病院で死亡が確認されました。死因は一酸化炭素中毒とみられます。

出火当時、家には阿部さんの妻（74）もいましたが、自力で逃げ出し、命に別状はないということです。

また、午前9時半ごろには、羽生市藤井の民家でも火事がありました。

警察と消防によりますと、消防車など16台が出動し、火はおよそ1時間後に消し止められましたが、木造2階建ての住宅が全焼し、焼け跡から性別不明の1人の遺体が見つかりました。

この家には、70代の女性が50代の娘と2人で住んでいて、このうち50代の娘と現在連絡がとれていないということです。

警察は、遺体は50代の娘とみて身元の確認を進めるとともに出火の原因などを調べています。