<ラグビー・リーグワン1部:BL東京32−26神戸>◇第3節◇5日◇東京・味の素スタジアム◇観衆9605人
2連覇を目指す東芝ブレイブルーパス東京(BL東京)の日本代表SO松永拓朗(26)が、兄弟対決で競り勝った。
弟の貫汰(25)がWTBで先発したコベルコ神戸スティーラーズ(神戸)を32−26で退け、開幕3連勝。6点差の勝利に導き「15番(FB)だと『チームを勝たした』という感覚はあまりないけれど、10番(SO)だと『よりチームのために動けた』『もっとこうしたら良かった』とゲームを振り返る部分がある。とりあえず(勝利して)安堵(あんど)です」と喜んだ。
元ニュージーランド代表のSOリッチー・モウンガ(30)が、足の張りで大事を取って欠場。前半を20−12で折り返し、自身はPGを含めたプレースキックを6本中5本成功で12得点を挙げた。32−19の後半38分に弟の貫汰にトライを許したが、攻守でけん引して白星は譲らなかった。
SO、FBで日本代表の主力を担う松永は、弟とのマッチアップも止めきり「『絶対に抜かれたくない』というのはあります。映像で抜かれて、チームでばかにされたり、SNSに載せられるのも嫌ですし」と笑わせた。その上で「考えすぎないようにしました。自分の強みは10番、15番ができることですが(モウンガがSOを担うと)15番のパフォーマンスは上がっていくけれど、10番はなかなか経験が積めていない。10番でもレベルの高いパフォーマンスをしたいので、すごくいい経験をさせてもらっています」とかみしめた。
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兄弟対決を制し、王者を上昇気流に乗せた。【松本航】
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