<バレーボール全日本高校選手権(春高バレー)女子:長岡商2−0青森西>◇5日◇1回戦◇東京体育館
長岡商(新潟)が2年連続で初戦を突破した。青森西にストレート勝ちした。
開会式直後の開幕戦で、大会に合わせて実施してきた“朝活”効果も発揮し、主将の加納理美(3年)を中心に相手を惑わすコンビバレーで圧倒した。
苦しい展開を打破したのは、頼りになる主将だった。20−21とリードされた第1セット(S)。レフトで待ち構え、セッター加藤沙恵(3年)からのトスを右腕で強振。鋭いスパイクは相手の間を突き抜けた。「1セット目に全部が懸かってると思って。終盤、自分に上がってきたトスをしっかり決め切れてよかった」。このまま加納の連続ポイントで逆転すると、5連続得点でセットを先取。第2Sも勢いそのままに奪い、言葉通り勝利につなげた。
開会式直後の第1試合。朝一番での試合に対策をしてきた。組み合わせが決まってから午前5時〜同5時半の間に起床。下宿の加納は朝練開始の同7時15分までの空いた2時間を「洗濯物とかの片付け」など効果的に活用。チームとしても校内合宿でアップ後にいきなり試合するなどした。“朝活”で体を整えてきた。「ずっと朝のうちに動いてきて。動きがよかった」と効果を実感した。
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先輩の活躍に呼応するかのように、第2Sでは横尾優希菜ら2年生も躍動。「エース不要の全員バレー」を象徴する多彩なコンビバレーで最後は圧倒した。加納は「明日も1試合目なので、それに備えたい」。早起きの生活をまだまだ続ける。
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