<バレーボール全日本高校選手権(春高バレー)男子:雄物川2−1松坂工>◇5日◇1回戦◇東京体育館
30年連続30度目の出場の雄物川(秋田)がフルセットの粘闘を制し、初戦を突破した。
第1セット(S)は、立ち上がりの勝負に勝ち、25−23と先取。しかし、第2Sは、サーブ、ブロックが決まらず20−25で失った。
宇佐美大輔監督(45)は「気が抜けて頭の中で何も考えてない状態だったので、それをもう1回正す。そのためには落ち着かせるために」と、第3S前に、選手らをベンチに座らせ、同じ目線でエールを送った。
目を覚ました雄物川戦士たち。第3Sは、持ち味の「ボールを落とさない、粘るバレー」からリズムを作り、相手ブロックを寄せ付けない佐々木悠成(2年)のスパイクで得点を重ね、25−18で白星をあげた。
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佐々木は「自分のやるべきことはできたけど、まだ自分の力を最後まで出し切れずに終わってしまいました」と満足はしていない。
次戦は6日に鎮西(熊本)戦を迎える。「チャレンジャーの気持ちで。相手のブロックを越えるスパイクを打つ」と意気込んだ。初戦出し切れなかった力を余すことなく発揮する。【高橋香奈】
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