デンベレが後半ATに劇的決勝弾! PSG、南野拓実フル出場のモナコを破りスーパー杯制覇

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2025年01月06日 04:13  サッカーキング

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南野拓実は存在感を示すも、モナコはスーパー杯制覇ならず [写真]=Icon Sport via Getty Images
 トロフェ・デ・シャンピオン(フランス・スーパーカップ)が5日に行われ、パリ・サンジェルマン(PSG)とモナコが対戦した。

 リーグ・アン王者とクープ・ドゥ・フランス(フランス・カップ)王者が対戦するトロフェ・デ・シャンピオンは、例年通りであればリーグ開幕前に開催されていた。今季は中国の北京で開催予定だったものの、急遽延期が決定。昨年11月に入ると、カタールのドーハで開催されることが正式に決まっていた。

 そんなトロフェ・デ・シャンピオンで相まみえるのは、昨季国内2冠を達成したPSGと、リーグ・アンを2位で終えたモナコ。両チームは今季のリーグ・アンでも優勝争いを繰り広げており、PSGが勝ち点「40」を積み上げて首位、モナコが勝ち点「30」を積み上げて3位という状況下で、今回の一戦を迎える。

 モナコに所属する南野拓実がスターティングメンバーに名を連ねたゲームは、序盤の9分にPSGがゴールを脅かす。モナコのビルドアップが乱れた隙を見逃さなかったデジレ・ドゥエが、GKフィリップ・ケーンからのパスをインターセプトし、右足を振り抜く。強烈な一撃はクロスバーに嫌われた。

 対するモナコは16分、右サイド高い位置を取ったヴァンデルソンがグラウンダーのクロスボールを送ると、ニアサイドで南野がボールに飛び込むも、わずかに合わない。

 その後は基本的にPSGの保持の時間が長く、ウスマン・デンベレが複数回にわたってゴールに迫るシーンを作る。それでも、GKケーンの好セーブが光り、ゴールネットが揺れることなく前半も終盤へ向かう。40分にはモナコもチャンスを生み出し、敵陣中央でエリース・ベン・セギルからの横パスを引き取ったマグネス・アクリウシェが右足で強烈なミドルシュートを放つも、GKジャンルイジ・ドンナルンマに弾き出される。43分にはゴール前でルーズボールを拾った南野が右足でボレーシュートを放ったが、またもGKドンナルンマが立ちはだかった。

 スコアレスで後半へ折り返すと、立ち上がりの時間帯はモナコが多くのチャンスを作り出すが、GKドンナルンマの牙城を崩すことはできない。徐々にPSGもゴール前でのプレー回数を増やしたが、両チーム決め手を欠いており、スコアレスのまま終盤へ突入する。

 攻勢を強めるPSGは74分、敵陣でのクリアボール回収から、ペナルティエリア手前でアクラフ・ハキミがルーズボールを拾い、デンベレとのワンツーからボックス内へ侵入。自ら右足で狙ったが、再三のビッグセーブを見せてきたGKケーンが体を張ってブロック。PSGとしてはビッグチャンスを活かせず、モナコとしては守護神の粘りによってピンチを切り抜ける。

 このまま後半アディショナルタイムに突入し、PK戦突入の可能性も考えられたが、試合はスコアレスでは終わらなかった。PSGはGKドンナルンマからボールを繋ぎ、細かいパスワークで左サイドを攻略すると、スルーパスに抜け出したファビアン・ルイスがボックス左のスペースへ侵入。ダイレクトで折り返すと、ファーサイドに詰めていたデンベレがダイレクトで押し込み、PSGが土壇場で先手を取った。

 試合はこのままタイムアップ。なかなか均衡が破れなかった一戦だったが、最後はPSGの10番が大仕事をやってのけ、トロフェ・デ・シャンピオン3連覇を達成。今季初タイトルを手にした。モナコの南野はフル出場。ベン・セギルやアクリウシェらとともに、モナコの攻撃陣を彩ったが、勝利へ導くことはできなかった。

 この後、PSGは12日に次節のリーグ・アンでサンテティエンヌをホームに迎える。一方、モナコは10日に次節のリーグ・アンでナントの本拠地に乗り込む。

【スコア】
パリ・サンジェルマン 1−0 モナコ

【得点者】
1−0 90+2分 ウスマン・デンベレ(パリ・サンジェルマン)

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