岐阜県大垣市にある真宗大谷派のお寺「大泉寺」のSNS投稿が話題になっています。同寺では毎年、大晦日には除夜の鐘を突く催しを開催。今年は参加賞として有名な袋麺を4種を並べたところ、思わぬ結果に。同寺住職に話を聞きました。
一つだけぶっちぎり人気…
2024年の除夜の鐘には、門徒や地域の人たちを中心に約90人が参加。同寺では以前から、子どもの参加者のために飴などの小さなお菓子を配っていましたが、2021年末からは袋麺の参加賞を準備するようになりました。
「他のお寺さんがカップのうどんやそばを参加者に配ったりするのを聞いて、うちは他とは違ってラーメンを参加賞にしようと思いました。『肉や魚を使った料理を否定しない』という浄土真宗の宗風も判断材料でした」(同寺住職)
2023年の大晦日は「うまかっちゃん」(ハウス食品)一種でしたが、2024年はうまかっちゃんのほか、「サッポロ一番 塩らーめん」(サンヨー食品)、「出前一丁」(日清食品)、「マルちゃん正麺 味噌味」(東洋水産)といった厳選した計4種を並べ、先着順で好きなものを選んでもらうスタイルに。
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すると、住職の予想に反してうまかっちゃんに人気が集中。在庫が底をつく結果になりました。参加賞を手にした子どもが「うまかっちゃん!うまかっちゃん!」とうれしそうに帰路につく姿も見られたそうです。
「(住職自身)地元岐阜県出身でうまかっちゃんには全く縁がありませんでしたが、2021年頃からうまかっちゃんを推すようになりました。東海地方は味噌ラーメン専門店があるくらいなので、袋麺の定番の出前一丁や正麺味噌から皆さん手に取られるだろうと予想していました。なので、うまかっちゃんだけが先にごっそりなくなっていたのは驚きでした」(同寺住職)
この様子を同寺SNSで発信したところ、1万を超えるいいねがつくほど拡散。ネットユーザーからは「うまかっちゃん強え」「豚骨人気」「みんな好きなんですね」「大垣市でもうまかっちゃんなの?」「九州以外でうまかっちゃんそんなに人気だったったなんて」などのコメントが相次ぎました。また、独自の順位をつけるユーザーや、「イトメンのチャンポンめんを是非」「寿がきやの味噌煮込みと対決させたい」等、別の銘柄の参戦を望む声も寄せられました。
2025年は始まったばかりですが、今年の年末の参加賞は。同寺の動向から目が離せません。
(まいどなニュース・金井 かおる)
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