証券大手トップが6日、東京都内で報道陣の取材に応じ、今年の株価見通しを披露した。SMBC日興証券の吉岡秀二社長は国内経済活性化を前提に「日経平均株価は(10〜12月に)4万8500円もあり得る」と述べ、昨年7月に付けた史上最高値の4万2224円を大きく上回る可能性があると予想した。
一方、20日に就任するトランプ次期米大統領が掲げる関税の大幅引き上げなどを念頭に、吉岡氏は「トランプ氏の政策にはリスクもある」と指摘。市場が動きを読み切れない1〜3月には「3万6000円」に振れる可能性にも言及した。
報道陣の取材に応じる大和証券グループ本社の荻野明彦社長=6日午前、東京都千代田区